さっそくですが、この2年間で自分がどう変わったのか
振り返りたいと思います。
こういうことを面倒くさがらずにきっちりとやっておくのが重要ですよね。
それをベースに自分の今後についても考えることができるわけで。
まずは直接的効果として2つ挙げたいと思います。
ある意味、このために大学院に来た、といえるものです。
一つは、経営リテラシーの向上です。
これは企業派遣者として経営学を学んでいるわけですから、当然のこと。
2年間を通して、企業経営に最低限必要な知識として、経営学の各領域を満遍なく学ぶことができたと思う。
私の学校は、履修に対する制限(必修の数)が極めて少なく、そのため自分の興味や単に課題の負荷が高いか否かという視点で科目を選んでも修了できます。余談ですが、実際、そういう低い意識の人間がけっこういたことは残念でしたね。財務系とかに極端に偏って戦略系は一切採らないとか、そういうことも可能でしたので。
私の場合、大学は文学部系だし、実務でも経験重視の現場みたいなとこしかいなかったうえに、そもそも他企業であったり、経営というものへの興味すら薄かった非常にダメ社員でしたので、とにかく基礎的な定番科目をできるだけとるということを最優先しました。
一通り学んでみると、自分の興味・関心、自身のこれまでと今後のキャリア、自分の業界における実用性といった各観点から、戦略系を深く学びたいという思いが強くなりました。
特に、それらの講義が大変身になるものでした。毎回の過酷な課題、優れた洞察を含む担当教官のコメント等、決して経営書を家で読んでいるだけではできない貴重な経験であったと思います。
戦略系科目では、顧客の視点、競合の視点で考えることを徹底しておしえられました。
これは、公益事業者である自分の業界では、中々各社員が実感としてもてないところです。
会社では得られない広い視野を得られたという意味でも、非常に意義深いものでした。
ちょっと話は逸れますが、自分達の業界のことを考えてみると、
この「戦略を学んだ」という意味がいっそう重いものになります。
ここ数年で業界は自由化が進み、競争環境が進展したんですが、
各社はは競争による負の側面の影響をそれほど受けることなく、業績を伸ばしてきました。
しかし、よく考えないといけないのは、それらの成長が
マクロ経済の成長性に付随するものであったり、非効率さが残る業務の効率化であったり
そういった視点で何とか利益を生み出してきたにすぎないという点です。
つまり、顧客や競合を意識した環境での成長(売上拡大)ではないわけです。
経済全体の成長や、内部に比重を置いた効率化ばかりでは、いつか限界が来ます。
もう業界全体、自社も待ったなしのところに来ているなと思います。
どんな事業・商品でどうやって顧客をひきつけ、競合を凌駕し成長していけるのか。
そういった普通のことを考えられる人材が増えていかないといけないでしょう。
今と同じような商売が、数十年先にできるとは思えません。
今後については、自分ももちろん机上で学んだだけですから、これをどう実践に活かしていくかが重要になる。
そして、自分の意識・知識を周りにも伝えていけるようにならなければならない。
また、戦略というのは企業の成長の根本ではあるけれど、それに伴う組織・会計の仕組みといった領域にも目を向けなければならない。
まだまだ、色々と学ばなければならないということです。
終わりはないですね。。。
②へ続く