20世紀的年越しスキー伝説 | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。


20世紀のある年、

年末年始を当時の彼女の実家で過ごしていました。

(実家が雪国でスキーに誘われていました。)


その年の大晦日、

夕方に、

元彼女ファミリー全員&私で車で移動していたときのこと。


1件の電話がありましたとさ。


“もしもし、とるB?まだ来ないの?”(の声で)

“もう随分待ってんだけど。今どこにいんの?”(の声でですよ)


とるB…“新潟。”


“に、にいがたああああ?何やってんの?”(ホントにの声で)

(車の中に電話の声が響き渡っています。)


とるB…“彼女のファミリーと年越し。”


元彼女の父上…“お、なんか楽しそうだな。”


“ちょっと、アンタ、来ないつもり?”(の声なんだってばー)


とるB… “今日はちょっと無理。”


元彼女の父上…“おい、行かなくていいのか?”


“なに、アンタ、私と彼女どっちが大切なの!

のことはどうでもいいってわけ?” (車に響き渡るの声)


私…“そ、そういうわけではなくて・・・”


“もう私のことなんて相手にしてないわけね!

もういい、サヨナラ!”

(元彼女ファミリー父母彼女弟全員に聞かれるの声)


ガシャッ!


元彼女の父上…“本当に行かなくていいのか?”


元彼女の弟…“コールバックしたほうがいいんじゃない?”


↑いきなりドラマの修羅場みたいな会話から始めましたが、

これは過去の大晦日にあった実話です。


当時は、中学校の同窓会的な集まりが

毎年1回、大晦日に開催されていました。


毎年のことなので、事前招集もせず、

集合時間が決まっているわけではなかったのですが、

“あれ?とるBがいない。どうしたんだろう?”


携帯あるんだから電話してみるか。

ということになり、

同窓会に参加していたメンバーの1人から

電話がかかってきたというわけです。



気になるその後ですが・・・


①この同級生たちとは・・・


翌年の同窓会で
家族全員に会話を聞かれていたことを話したら

ツボに入ったようで、

この電話が一つの伝説となりました。



その後10年くらい毎年毎年、

このネタで盛り上がりました(笑)

毎年同じネタなのに同じように笑える、

それが同級生というものなのです。



②元彼女とは・・・


この件でトラブルになるようなことはありませんでした。

そして翌年の大晦日・・・

ですが、その後の生活環境の変化などにより、

各々が違う人生を歩んでました(^^;


もし当時、携帯メールやSNSが一般的だったら

電話してきたのが男だったら、

この伝説は生まれなかったと思います。


逆に電話でなくメールやSNSでこんなやり取りをしていたら、

その場でトラブルになっていたか、

そうでなくともこの件が原因でグッバイだったかもしれません(笑)



礼。