昔、コブが真ん丸だったころ、
カッコよく滑るとかそういう話を抜きにすれば、
コブの真ん丸を利用して減速したり停止することができました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140408/12/mazzo-baggio/a2/a1/p/t02200168_0499038112902101828.png?caw=800)
真ん丸の上を滑ると圧力が一転に集中しそうなものなのですが、
それ以上に力の逃げる場所が多いので、
絵の青い線のどこに止まろうとしても、
赤い矢印のように力があちこち自由自在に逃げてくれます。
スキー板の全部が雪面にホールドされないので、
動きの自由度も高くなります。
丸いコブには「どうにかなる」要素があったのかなと思います。
一方で山回りの溝しかない斜面の場合、
一度溝に落っこちると、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140408/13/mazzo-baggio/45/6f/p/t02200399_0341061912902121884.png?caw=800)
スキー板に力が蓄積されます(概要図)
蓄積された力を利用できる人はいいのですが、
私のような一般人の場合、
たいていどこかに弾き飛ばされます(笑)
しかも、断面図の青の板(後ろから見た感じ)のように、
両エッジの動ける場所がありません。
緑の板のように力を逃がす余地がほぼありません。
溝に落っこちて腰を痛めたり膝を痛める人、
少なくないんじゃないかと思います。
力を逃がせる唯一の方向、
それはトップ方向!
![ロケット](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/127.gif)
もはや溝は、「暴走発射誘発機溝」としか言いようがありません。
そんな溝だらけの昨今のコブですが・・・
人生苦あれば楽あり、
上り坂あれば下り坂あり、
凹んでいるところがあれば
どこかしら凸っているところあり。
少しでも凸っているところを利用して
上手く力を逃しながら滑れば、
「どうにかなる」かもしれません。。。
って書いてたら、スキー行きたくなってしまいました。
ひたすら滑り込むのも楽しいですし、
レッスンを受けて目から鱗を落とすのも楽しいですし、
無理のない範囲でコブと戯れると、
コブ以外、スキー以外にもいい効果が出るきっかけになるんじゃないかと
個人的には思っています。
楽々滑れる斜面で
「基本が大事!」
って言われても響きませんが、
コブとかで
「こういうことをするためには基本が大事」
って言われたら
ちょっとだけその気になりそうじゃありませんか?
礼。