違いのわからない人 | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。


どうも日本人というのは、

“違いがわからない”

ということをマイナスに捉える傾向にあるようです。


【ケース①】


有線で流れていたELTの歌を聴いたご年配の方が、


「これ安室でしょ?」


そこには微妙な空気が~~~( ̄Д ̄;;



【ケース②】


AKBの『Beginner』が流れる中、

オッサンが、


「これSPEED?」


私もそう思いました。



【ケース③】


数年前のELTのPVらしきものを見たオバサンが、


「この子アレでしょ?お笑いのナントカみゆきって子。

変なことばっかしてるけど、素顔はカワイイし、歌も上手よねえ♪」


ナントカ?

もしかして・・・

ヒットエンドラーン!鳥居2

のあの人?


私はこの3つのケースで、

確かに!!!

と思ってしまいました!!!



どれも比較的年配の方のご発言というのが共通点です。

一般的に若い方に言わせると、

“ジジババは鈍いから違いがわかんない”

ということになるのでしょうが、

私はそう思いません。



豊富な人生経験を生かし、

異なるものから共通点を見いだす

能力があるからこそ、

こういう見方をできるのではないかと思っています。



比較の手順は、

①それぞれの概要を把握する

共通点を把握する

③相違点を把握する

というのが原則なのですが、



どうしても相違点を列挙することばかりに

目が行ってしまう傾向があります。



比較する上でも大切なのは、

共通点を見いだすこと。

共通点を見いだす力は、

時として本質を見抜く力にもなりうると思います。




何事に対しても、

違いがわからないと恥ずかしく思うより、

共通点から本質を見いだす力があると

考えてもいいのではないかと思います。



礼。