「まったく、世の中いろんなものが上昇してるね～」
地方に赴任していた転勤族の息子が近々、
東京に戻ってくることになり、
賃貸物件探しを始めた模様。
なんでも仕事が忙しく、
物件はお嫁ちゃんに一任。
1人じゃ心もとないというので、
お嫁ちゃんのお母さんと私との3人で
不動産屋さんを回り歩いた週末のこと。
遅めのランチをしながら、
冒頭のボヤキが交わされたのでした。
新築マンションの分譲価格の高騰に連動し、
中古マンションの販売価格も上昇。
ここまでは
新聞等の情報で把握してたけれども、
ここにきて、
新築賃貸物件の家賃も急上昇しており、
駅から徒歩15分という
便利とは言えない物件でも、
強気家賃の設定で、
一昔前ならありえないことが、
現在起こっている。
さらに
この時期は物件の争奪戦で、
ネットに情報が載っていても
あっという間に契約済み、
もはや何かを妥協しなければ、
契約できない状況に陥っています。
多分、他の転勤族の方たちも
同じ状況だと思われ、
何を妥協するかはそれぞれだろうけど、
予定していた広さよりも
手狭な物件を選択した場合、
子どもを産むことを諦めるケースも
起こり得るのではないか。
一昔であれば、
愛さえあれば、
どんな状況でも乗り越えられると、
後先考えず
子どもを授かったりしたものですが、
現代っ子は
しっかりと将来を見据えて
どんどん入ってくる情報を盛り込んで
計画性を持って選択しています。
とまあ、
不動産屋さんに今の争奪戦状況を聞きつつ、
少子化が加速するのは
こういう事情からもみえてくるのでした。