前ブログの続き。

 

水軍の宿でのお酒飲み放題のサービスは、

夕ご飯時にも適応される、

という太っ腹精神でした。

 

レストランに向かうなり、

吸い寄せられるように

お酒コーナーへ。

そして、

ご当地料理にあわせて

日本酒の呑み比べスタート。

杯を傾けつつ

料理に舌鼓を打ちまくっていたものの、

やはり明日の仕事のことが気になり、

杯は途中からワイングラスに変わり、

その後はお茶が入った湯飲みに

切り替えたのでした。

 

酔いつぶれて

翌朝、寝過ごしたなんてことになったら

目も当てられない・・・

 

というわけで食事後は、

天然温泉の湯浴みを楽しみ、

仕事の下準備をこなしてから

早めに就寝。

 

そして、

すっきりと目覚めた翌朝。

深酔いしなかったおかげで、

朝ごはんが美味しく食べられました。

供されたシジミ汁は、

二日酔いを和らげる効果があるけれど、

今回無縁だった私は、

シジミ汁をおいしく頂き、

フレッシュジュースもごくごく飲み干し、

ご飯もお替りし、

英気を養ってから現場へ向かったのでした。

 

仕事では

お国訛りが飛び交う住民の会話に包まれながら

インタビューや撮影に約2時間費やし、

無事終了。

 

迎えたランチタイムは、

鰺ヶ沢の名物だという

ヒラメのヅケ丼で有名な店、

「地魚屋食堂たきわ」さんへ。

時折海面をたたきつけるような

激しい雨が降るコンディションの中、

冬の鰺ヶ沢を体感しつつ

ぷりぷりした甘さのヒラメのヅケ丼を

頬張りました。

支払いを済ませ、

近くにある「海の駅わんど」まで

歩いていこうとしたら

たきわの女将が

 

雨が降ってて寒いから、

私の車で良ければ乗ってって

 

と、わざわざ車を出してくれた優しさは、

とことん胸にしみまくり。

 

今度来た時に、また寄りますね

 

としみじみ感動のお礼を述べて

到着した売店では

旬のリンゴ、リンゴ

リンゴがいっぱい並んでいて

どの種類を買おうかあれこれ選ぶ

ぜいたくなひと時を過ごしました。

その様子をジーっと外か見つめていたのが

銅像に生まれ変わった「わさお」くん。

イカ釣り漁船をバックに

これからもずっと町を見守る

覚悟がにじむ堂々たる風格です。

 

帰りの青森行の電車では、

運よく

津軽三味線の生演奏が開催されました。

車窓から津軽の景色を眺めながら

津軽三味線のご当地ソングに聴き入る

極上の体験で

鰺ヶ沢の出張は幕を閉じたのでした。

 

おしまい。