ふるり
ふるり
春風に優しく揺れる
ナルコランの花。
同じ釣り鐘タイプながら
スズランとは風情がまた違って、
愛らしいスズランを見守る
年の離れた姉という趣の
ナルコランだなぁと感じ入っていると、
庭の茂みになにやら妖しく光る
二つの目が。
「あっまた来たのね」
ハクビシンと間違えた
いつぞやの黒猫。
今にも飛びかからんばかりの低姿勢で、
私の一挙手一投足を
食い入るように観察している模様です。
こちらは
雑草が一斉に芽吹き出し、
ちょうど猫の手を借りたいと思ってたところ、
黙って見てないで
私の庭仕事を手伝ってくれませんかねぇ