前ブログの続き。

 

ボート乗り場を後にし、

次に向かったのが

真名井の滝が眺望できる遊歩道。

途中、岩山の上部に

三日月のような模様が見えてきました。

崖が削られて

偶然月の形になったのかと思ったけれど、

ここ高千穂は神話のふるさと。

 

なんでも、

スサノオノミコトのご乱暴に嘆き悲しんだ

姉・アマテラスが天岩戸にお隠れになり、

八百万神の神々の謀りごとによって

再びこの世にお戻りに。

神々の裁きを受けたスサノオノミコトは、

お詫びの証にと、

アマテラスを日の光る太陽として日形を、

対して、

自分の光は月の半分もないとして

三日月形の穴を岩に彫ったそうな。

長年の風雨で日形は崩れ去り、

三日月だけが

現在も残っているということです。

後悔の念が強いだけに。

 

そんなことを記した案内板を読むだけで、

神話知識ゼロの私でも

厳かなる雰囲気を堪能できる場所なのでした。

 

続いて見えてきたのが、

ボート乗り場から出発した人たちの

漕ぐ腕前をチェックできる場所。

そして彼らの上には、

どこまでも連なる柱状節理アート。

岩肌の苔具合からもわかるように、

ここ一帯は、

あちこちの岩肌から

湧き水や大小さまざまな滝が流れ落ち、

湿度が半端ない。

その証拠に、くせ毛の私の髪の毛が、

たっぷり水分を吸い込み、

うねりまくって

ものすごいことになってるのを自覚していると、

まもなく

有名な真名井の滝が見えてきました。

岩肌に沿うようにスーッと

青い水面に滑り落ちる様は、

本当に神秘的で、吸い込まれそう。

数々誕生した神話や伝説の舞台に

ふさわしいところであることを

実感しました。

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