前ブログの続き。

 

目覚めた翌朝、窓に目を向けると、

オーシャンビューならではの

眺望が広がっていました。

雲は分厚いながらも

透明な海が横たわっていて、

ところどころ

エメラルドグリーン色に染まっています。

寝覚めの一杯のコーヒーを淹れながら、

これぞ南国の海景色・・・と

感動に浸っていたその時。

団体ツアーご一行様が

大勢宿泊していることを

ハタと思い出しました。

レストランが込み合う前に行動しようと、

身支度をチャチャっと済ませ、

朝食会場「地中海料理アネリア」へ。

早めのアクションの甲斐あって、

見晴らしのいい窓際の席を確保。

時間が経つにつれ

だんだん濃い青に変化する海を眺めながら、

南国料理に舌鼓を打っていると、

リタイアされたらしきご夫妻が

私の隣のテーブルにいらっしゃいました。

どちらからともなく話が始まり、

訊けば、ご夫妻は客船ツアーの参加者で、

強風による船の欠航で

延泊を余儀なくされたとのこと。

そんな話を皮切りに、

話題は今まで訪れた国の体験談に発展。

旅好きの私、

世界中を旅しているらしいご夫妻に、

「今までで一番印象に残った国は?」

「これから行きたい国は?」

「お薦めしたい国は?」

と次々質問攻めに。

でもそこは旅好き同士ということで、

さまざまなエピソードを交えつつ

面白おかしく語ってくれたのでした。

ちなみに

お薦めする国は、

アイスランドとモロッコで、

印象深いのはアフリカのサファリだそう。

続いて、

彼らは私の方に注目しました。

どうやら

おひとりさまの気まま旅だと思ってたそうで、

そんな優雅なもんじゃなくて、

与論島に初上陸したというのに

どこも観光できずにおりまして

と私が仕事で来たことを打ち明けると、

同情の目を向けられ

別れ際、

大変でしょうが、頑張って

と励まされました。

 

その後、窓から見えていた

白砂が美しい海岸に行ってみることに。

そこでは、

じーっと浜辺を観察する先客がおり、

後についてきな」と言わんばかりの表情で、

私を砂浜へ案内してくれました。

 

見た目は一匹狼的なワイルドさ全開だったけど、

近寄ってみれば、

なんとも茶目っ気たっぷりの

愛嬌全開ニャンコたちにメロメロ飛び出すハート

友人に動画を送りまくってたら、

 

海よりもネコの動画の方が多い

 

と指摘されました指差し

 

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