幼かった子どもたちに

読み聞かせていた絵本の数々が

本棚に並んでいる我が家。

絵本そのものが好きなので、

子どもたちが大きくなっても

処分することなく、

季節を感じたり、

旬の内容だったりする絵本を取り出しては、

飾り棚や出窓にディスプレイして

絵本の空間を楽しんでいます。

 

先日のこと。

娘が家に遊びにやってきたとき、

 

今は、この絵本が人気らしい

 

と本棚から取り出してきたのが、

懐かしい絵本、「てぶくろ」。

ウクライナ民話だったことが伝わり、

多くの世代で現在、

ウクライナ上空の早期平和を願いながら

幅広く読まれているそう。

 

久しぶりに

ページを開いてみました。

 

おじいさんが道端に落とした

片っぽの手袋の中に、

動物たちが次々に中に入っていきます。

超満員でぎゅうぎゅうになったところへ、

「中に入れて~」とクマまでもがやってくる

ファンタジックで愉快なストーリー。

子どもも私も大好きな1冊です。

 

ところどころ色あせてたり

やぶれたりしているのは、

私が幼い頃に読んでいた絵本そのものだから。

実家の本棚に眠っていたのを

我が家に持ってきたのでしたが、

まさか

ウクライナの平和を切に望みながら

絵本を開くことになるとは

思っても見ませんでした。

 

この「てぶくろ」の中のように

譲り合って

仲よく共存するような結末に

なることを祈るばかりです。