出張で訪れた水俣市。

 

仕事が終了後、

市内からクルマで約20分北上した

海沿いの宿へ向かいました。

部屋の窓からは、天草の島々が

ぽこぽこ浮かぶ不知火海を見渡せ、

まさに太陽が沈みゆく夕暮れ時。

その穏やかな海で起きた過去のことに

思いを巡らせているうちに、

やがてあたりは漆黒の闇に包まれました。

 

作家の石牟礼道子さんの訃報に接し、

哀悼の意をささげるとともに、

あらためて、

石牟礼さんが描き続けてきた

文明社会とはなにか、

について、

自分の生活のさまざまなシーンの中で

考えていけたらと思います。

“誰かを犠牲にして得られた満足は、幸せ?”

このものさしをいつも心に準備しておこう。