『チャーリーとチョコレート工場』感想。チョコレートは背徳の味。 | まじさんの映画自由研究帳

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劇場で泣いた!!

アレはオレだ!

これほど共感した映画は他にない。原作にはなかったウォンカの幼少期を見て涙した。


アレはオレなのだ!!


…オイラの親父は、クソ真面目な歯科医師だ。

幼い頃、遠足のおやつ上限300えん(バナナは含まず)で、買って来たお菓子をすべて親父に検閲された。虫歯になるガムやキャンディ…そして最も歯に悪い「チョコレート」などを全て捨てられた思い出がある。残ったお菓子はアラレや煎餅だけ…。遠足に行っても、そんなお菓子は誰も交換してくれず、クラスメイトのおやつが羨ましかった。

チョコレートを初めて食べたのは中学2年のバレンタインデー。

同級生の女の子に貰った義理チョコだ。学校が終わるまで、ずっとドキドキしていた事を、今も鮮明に覚えている。 

家に帰る前に、学校の裏の空き地で、独りでこっそり食べた。

世の中には、なんておいしいものがあるんだろう!と、感動したと同時に、親に隠れて食べた罪悪感が襲って来た。


勿論、みんなが読んでいた『チョコレート工場の秘密』は我が家の禁書のひとつだった。大人になってから読んだ。


オイラも親父の仕事は継ぐのが嫌で家を飛び出したが、ショコラティエにはならなかった。

だけど、今でもチョコレートを食べると、あの時と同じ思いが脳裏を軽くかすめる…。


チョコレートは背徳の味…。





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