ハレルヤコーラス (^^) | 星の小屋日記帳

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庭先に置いたキャンピングカーを「星の小屋」と名付けて憧れの小屋暮らしをしています。
星空観察、クラシック音楽鑑賞、歴史、自然観察、そして時々水彩画など多趣味な男のお喋りブログ、
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季節物の話題です
 
ハーレルヤ♪ ハーレルヤ♪ ハレルヤ、ハレルヤ、ハァレェ~ルヤー♪
 
というハレルヤコーラスは多くの方がご存知と思います(^^)
 
 
これはヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」の中に出てくる一曲
 
 
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ハレルヤとはアーメンと同様にヘブライ語(イエスが生まれたユダヤの言葉)がそのまま使われている言葉
 
ハレルヤは「主を褒めたたえよ」、アーメンは「そうありますように」などの意味だとか (^^)
 
そういえば仏教の経典でも例えば般若心経の最後に出てくる「羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶」(ぎゃてい、ぎゃてい、はらぎゃてい、はらそうぎゃてい、ぼうじそうわか)と言うのは、経典を持ち帰った玄奘三蔵(三蔵法師)がサンスクリット語の経典の呪文の部分をそのまま中国語の音読みにしたものと言われていますから、祈りの言葉の核心は翻訳されずにそのまま伝わって行くものなのですね(^^)
 
 
閑話休題........
 
さてさて 、オラトリオとは物語などを独唱・重唱・合唱などで演奏して行く形式の音楽
 
演技はないところがオペラとは違うところ
 
 
ヘンデルはオペラよりもこのオラトリオが得意だったようで、日本では「音楽の父」と呼ばれるバッハと並んで「音楽の母」とも呼ばれたりするバロック期を代表する作曲家の一人です
 
 
ドイツ人ですけれどイギリスに帰化して、そこで音楽活動をしたのでイギリス人は英語風に「ハンデル」と呼び、イギリス人の作曲家として扱っているとも聞いたことがあります
 
 
メサイアとはメシア(救世主)の英語読みの名称でありイエス・キリストのことになります
 
全体で2時間半もかかる大曲ですし、クリスマスを前にした今が旬の曲としてこの時期になると聴くようにしているんです
 
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昨日の朝はこれを聴きながら通勤しましたが、帰宅時に続きを聞かないと最後まで行き着けませんね(笑
 
 
 
私はクリスチャンでもなく (浄土真宗の「お西」です) 、英語で何を歌っているのかなども全く分かりませんので、この時期の雰囲気を楽しむ音楽として聴くだけですね
 
 
この中の一曲であるハレルヤコーラスには逸話があり、ロンドンで初めてメサイアが演奏された際、当時の英国王ジョージ2世がハレルヤコーラスの途中で立ち上がったことから、ハレルヤコーラスが始まると聴衆が規律するのが慣わしになったというものです
 
日本でも演奏されることがあるようですが、果たして聴衆は起立するのでしょうか?
 
僕は実演に接したことがないので分かりませんが、個人的にはそこまで外国の習慣に倣う必要なんてないと思うのですが......
 
ちょっと見てみたい気もしますね(^^)
 
何も事情を知らない後ろの席の人たちが怒り出すことなどないでしょうか?(笑