⚫️ こころの安全基地 心に栄養をあたえる (2)

こんにちは、アダルトチルドレン専門カウンセラーの
松山功子(まつのり)です。

このブログでは、
アダルトチルドレン
(子どもの頃の家庭環境が原因で、大人になった今も、生きづらさを抱えている人たち。機能不全家族で育った大人)の方、

「もしかしたら私、アダルトチルドレンかも?」
という方に、

アダルトチルドレン特有の、
不便な(苦しい)思考や行動のパターンと、
生きづらさから、

抜け出すための、
ヒントをお伝えしています。




アダルトチルドレンには、
特有のしんどいパターンがあります。

でも、それは、

あなた(アダルトチルドレン本人)のせいではありません。

あなたの、生まれ持った性質や性格でも、ありません。




そして、
アダルトチルドレンの方は、どなたも、

その生きづらさ、
苦しいパターンから、
抜け出すことは、可能です。




私は、カウンセラーとして、
そのお手伝いをしています。

興味のある方は、
ぜひ、私のブログをお読みください。

あなたがラクになれるように、
しんどいパターンから抜けていけるように、

そのヒントになるような
ブログを書いていきますね。




さて、前回、

子どもが健やかに育つためには、

・衣食住
・医療
・教育
・安心安全
・無条件の愛
(ありのままで愛されること。大切にされること)

が必要であること。


アダルトチルドレンの方は、幼少期、
「安心安全」「無条件の愛」が
足りなかったケースが多いこと。

これは「心の栄養失調」「飢餓状態」であること。


でも、大人になった今、
自分で自分を「育て直す」ことができること。


まずは、自分自身に、愛を贈る方法のひとつとして、

「あなたが大好き😊 心に栄養をあたえる」

を、お伝えしました。




今日は、もうひとつの心の栄養である
「安心安全」についてです。




小さな子どもは、

母親など養育者を、
「安全基地」
「保護が約束された、安定した、心地よい場所」
のように感じられると、

安心して、外の世界へ、
探検に出かけることができます。




外の世界で、心細さを感じたり、
離れている時間が長くなったら、
安全基地に戻って。

温かく迎え入れてもらって、
安心して、

わかってもらって、
ケアしてもらって、
励ましてもらって・・・。

元気になって、また外へ。

これを繰り返して、行動範囲を広げ、
やがて自立していきます。




大阪府『未来に向かう力を育む 家庭教育支援・子育て支援に関わる方々のための 手引書』より




心の安全基地は、

・安心感を与えてもらえる
・気持ちをわかろうとしてくれる。思いを受け止めてくれる。
・求めている時に、対応して貰える
・対応が安定している
・何でも話せる

そんな存在。





何かあっても「ここに戻れば大丈夫」と思える、
信頼できる存在(人・場所)。

心のよりどころ。




大人だって、そんな存在があったら、
心強いですよね。

安心するし、
気持ちも穏やかに、安定して、
前向きに、強くいられそうです。




大人の場合、具体的には、
パートナー、恋人、家族、親友などが、
心の安全基地となりえるでしょう。




ただ、大人の場合は、
赤ちゃんや子どもの時と違って、

「24時間365日、自分のことを一番に考えてもらう」

「完全な親、完璧な親を求める」

というのは、不可能ですね。




そもそも、完璧な親なんて、存在しませんし、

相手にも、相手の都合や、
相手の人生が、ありますから。。。




できることと、できないことが、ある。

できる時と、できない時が、ある。

「今はちょっと都合が悪いんだけど、
後で、時間取るね。」とか。




お互いの境界線を尊重する。

ここは、注意が必要です。




また、
パートナーや恋人、家族、親友など、
近しい人以外にも、

カウンセラーなど、専門家が、
暫定的に、
安全基地としての役割を担うこともあります。




そして、

安全基地にふさわしい人が、
身近にいない場合、

まだ出会っていない場合には、

自分自身で、
自分の、心の安全基地になることも、
できます。




自分で、自分のための、心の安全基地を作れたら、

24時間365日、
いつでも、必要な時に、
そこに戻って、

安心して、
ゆっくり休んで、
疲れを癒し、元気になって、

また、外の世界へ、
出かけていくことができますね。




そういう意味でも、
自分で自分の安全基地になること、
その方法を知っておくことは、
とても有益です。




次回、自分で心の安全基地を作る方法を、
いくつか、紹介しますね。




最後までお読みいただき、ありがとうございます。





⚫️ あなたが大好き😊 心に栄養をあたえる

こんにちは、アダルトチルドレン専門カウンセラーの
松山功子(まつのり)です。


子どもが育つために、必要なもの。

それは、

・衣食住
・医療
・教育

そして、

・安心安全
・無条件の愛
(ありのままで、愛されること。大切にされること)。




アダルトチルドレンの方
(子どもの頃の家庭環境が原因で、大人になった今も、生きづらさを抱えている人たち。機能不全家族で育った大人)は、

子どもの頃、
後の2つ

・安心安全
・無条件の愛

がね。

厳しかったんですよね。。。




「安心安全」と「無条件の愛」は、心の栄養。

誰にとっても、必要不可欠なものです。




それなのに、それが、足りなかった。

心の栄養失調。

飢餓状態。




その状態で、子どもが、生き抜いて、
大きくなったのだから、

今、ここに、生きているだけで、
ものすごいことです。




そして、この「心の栄養」は、
大人になった今、
自分で、自分に、与えてあげることができます。

自分で、自分を「育て直す」ことが、
できるんですね。




どうやって?




自分で、自分に、言葉をかけてあげます。


「あなたが、大好き😊」

「世界でいちばん、あなたが、大事。」

「あなたがいるだけで、とっても、とっても、嬉しい。」



sakotsu

手を軽く丸めて、指先で、
鎖骨の斜め下(ピンクのところ)を、

トントン、軽く叩きながら、
言葉をかけると、

自分の内側の、深いところに、届きます。




「あなたが、大好き😊」

「世界で一番、あなたが大事。」

「あなたがいるだけで、とっても、とっても、嬉しい。」




最後に、深呼吸します。




いかがでしたか?




もしかしたら、最初は、反発が出るかもしれません。

もし、反発がでたら、
「わかった。今はそうなんだね。わかったよ。」
と、優しく、伝えます。




自分の深いところが、
ちょっと温かくなったり、
喜んでくれるようなら、

また、折にふれて、何度も何度も、

「あなたが、大好き😊」

と、伝えてあげましょう。




こちらの絵本(↓)を、
自分に読んであげるのも、おすすめです。

もちろん、小さいお子さんにも!


『あなたがだいすき』 鈴木まもる ポプラ社 2002

(↑Amazon に飛びます)







最後までお読みいただき、ありがとうございます。

あなたの、その怒りは、どのくらいの大きさですか?

こんにちは。アダルトチルドレン専門カウンセラーの、松山功子(まつのり)です。

怒りって、激しい感情ですよね。
ものすごいエネルギー。
真っ赤な、火の玉のよう。。。


もし、

「その怒りは、どのくらい大きさですか?」

と聞かれたら、あなたは、どう答えますか?


部屋を破壊できるくらいですか?

ビルを爆破できるくらい?

それとも、地球をまるごと爆破できるくらいでしょうか?


「地球の、2つや3つ、カンタンに爆破できます!!」

という方も、いらっしゃるかもしれませんね。


「しょうもない質問!」
「だから、何なのよ!!」

と思いますか?

昔、私は、そう思いました。(笑)


でもね、

実は、怒りの大きさを、言葉で言えるって、ものすごいことなんです。


最初は、自分の中に、怒りの炎があったのが、

(あるいは、自分が、全身まるごと、怒りの炎に、包まれていたのが)、

この怒りの大きさを計れるくらい、怒りから、ちょっと距離を取れたんです。

これはね、大きなことなんです。


もう少しだけ、進んでみましょう。


鎖骨の斜め下(ピンクの所)を、手を軽く丸めて、指先で、トントンと、軽く叩きながら、

sakotsu

こう自分に言ってみます。


「私は、怒っている」

「怒ってる」

「怒ってる」


トントンしている場所に、意識を集中しながら、

「怒っている」

「怒っている」

「ものすごく、怒っている」

「ものすごく、怒っている」

「(地球)を爆破できるくらい、怒っている」

「(地球)を爆破できるくらい、怒っている」


「わかるよ」

「わかっているよ」

「わかっているからね」


最後に、息を吐きながら、ただ、トントントントン・・・。


深呼吸。「ふー」

そして、お水か白湯を、飲みます。



いかがでしょうか?



時によって、咳や、涙が出ることがあるかもしれません。

心や体に貯まっていた、感情のエネルギーが流れていった時、そんなことが起きたりします。

流れると、一層ラクになります。



一口でいいので、お水か白湯も、飲みましょう。

水に乗って、もう要らなくなった感情のエネルギーが、身体から出ていきます。

デトックスです。



怒ることは、悪いことではありません。

(そのまま他人にぶつけない方がいいですけど)

感情に、いい悪いはありません。

何か理由があって、怒りが出ただけです。

だから、自分を責めないで。



激しい感情に振り回りそうになったら、

まずは、場所を変えて、

静かな場所で、一人になって、トントントン。

無言で、トントントン。

それだけでも、スーッと落ち着いてきます。



そして、進める方は、

「怒っている」
「悲しい」など、

その時の感情を、言葉にしながら、トントントン。


感覚に集中して、トントントン。

深呼吸。

ふぅ〜。

お水か白湯を飲みます。



このようにして、まずは、トーンダウンします。

それから、
・どうしたいか
・自分は本当は何を望んでいるのか
・どうしたらいいか
考えましょう。



激しい感情が出た時に、

まずは、落ち着く。

少しでもラクになる。

建設的な対応ができる自分に戻る。

そのヒントになれば、幸いです。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。