廿日市市の岩戸尾城跡です。
岩戸尾城は、標高57.5mの岩戸山にあり、海に突き出た岬のような地形で、絶壁をもった要害であったとのことですが、現在は山陽女子短期大学の建設により山が削られ、遺構は全く残っていません。
桜尾城とその周辺の尾根沿いに築かれていた七尾城(他には、谷宗尾城、藤掛尾城、越峠尾城、篠尾城、宗高尾城)のひとつです。
1524(大永4年)、大内氏を離反した桜尾城の友田興藤を攻めるために周防守護代・陶興房が約9ケ月間在陣したと言われており、我が陶氏ゆかりの場所でもあります。
山陽女子短期大学の敷地内に、かつて岩戸尾城があったことを示す石碑が設置されています。
さすがにおっさん1人では女子大の敷地内には入れませんので、大学祭に乗じて娘を引き連れて行ってきました😅
『岩戸尾城跡』
・所在地:広島県廿日市市佐方本町、広島市佐伯区隅の浜
・別名:佐方城跡
・現状:学校
(極楽寺山から見た現在の岩戸尾城)