ここ最近、寒い日が続いていましたが、今日は気温も上がり暖かい1日でした。
そこで今日は、近所でもある『鬼カ城跡』(“ヶ”じゃない)に行ってみました。
鬼ヶ城山(こっちは“ヶ”)にあるこの城跡は、「広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第1集」によると、城主は大根八郎と言われており、山頂に1郭があって、そこから北東および南西方向に延びる尾根上にそれぞれ郭を置く簡単な構造とのことです。
(略測図はコチラ)
美鈴が丘団地にある公園に登山口があります。公園を入ってすぐに「道行地蔵」があり、そこから左手に行きます(右手に行くと鈴が峰)。
登っていくうちに整備された遊歩道がありましたので、そちらを進みました。
(途中にあった石積のような岩)
そして現れた巨石群!(少し興奮しました。)
(向こうに見える山は鈴が峰。こちらにも城がありました。)
八畳岩からは、美鈴が丘団地が見渡せます。見張り台には良いです。
案内板によると、「この八畳岩の表面には天狗の足跡と呼ばれる数個の窪みがあり、磐座と思われる。また、草津八幡宮の奥の院として宇佐島、奥津島、市杵島の三女神とスサノオノミコトが祭られていた」とのことです。
岩の上に人の手によって並べられた石がありましたが、関係があるんでしょうか。
足元にも人の手によって加工された岩が。
さて、山頂へ向かいます。
途中には、岩が門のようになっている所もありました。
ほどなく山頂に到着!
ここが最高所の1郭になるのですが、そんなに広いスペースではなく、どのように使用されていたのか。 (しばし妄想してました。)
(中央にうっすらと見える小さい山が「仁保城」)
山頂から東へ下った所に「小八畳岩」がありました。
北の廓を探していると、このような堀切(?)がありました。ハシゴとロープがかけられています。
そして、この先を言った所で遊歩道と合流しましたので、遊歩道を通って帰りました。
これまでは、宅地化され車で行けるよう城跡ばかり行っており、今回が初めての“登山”での城跡訪問となりました。そんなに高くない山ですので、私のようなド素人でも容易に山頂まで行くことができ、また、山頂からの眺望も素晴らしく、なかなかの充実感でした。
ただ、北の郭を見つけることができなかったことが心残りとなりました。もう少し勉強して、再チャレンジしてみたいです。