【割り込みトピック!】〝音〟を思う ~老人よ! 耳で学べ!~ | わかると楽しい英ゴコロ! Step Two!

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エーゴがニガテなワケがある!
©2021 MAZKIYO

 

もうね、あれです。

 

なんとなくわかってきたんですけどね、日本の英語教育の最大の盲点はなにかってこと、ここで言っておく。

 

英語をいろんな年齢のひとたちに教えていて、どうにもこうにも、いつもなんだかやりにくくて困ってしまうから、わかってきたんですけどね、日本人はね――、

 

英語を耳で憶えようとしない!

 

のである。

 

ちょい考えてみて? 日本語はどうやって話せるようになった?

 

耳で憶えたでしょう? まちがいないでしょう?

 

なのに! だ! 英語の言葉を〝記憶する〟ために、だれもが〝カタカナ〟を知りたがる。(小学校一年生がやっぱりそう言っていると、知人の教師さんが教えてくれた。後述)

 

ちょい前に書いたけど、スイス人たち――多言語を普通に操る人たち――は、スペルを知らないまま、どんどん〝音〟を記憶していっていて、僕を嫉妬に狂わせた。(ハンガリー語学校での話、したでしょ?)

 

エンピツを必要とするんだ、日本人は、他言語の勉強をするときに、カタカナを書くために。

 

だからね、そもそもの〝外国語の音〟というものを、特に、「それが日本語にはない音である」ということを、キチンと教わっていないのだね。

 

ウンチク言っとく。音の観点から、ふたつ――、

 

①    日本語は〝母音で終わる〟でしょ?

 

音が〝開放〟しているから、〝開音節言語〟なんて言われる。案外わかりやすい用語なのだね。下を読めばね。

 

それゆえの特徴はね、ふたつ――、

 

壱)アクセントがない

弐)抑揚がない

 

憶えておいて。で――、

 

②    英語は〝子音〟で終わるよね?

 

ほとんどがね、そうなの。音が〝閉じる〟――閉音節言語なんて言われるらしい。ほら、ね? 語尾が消えちゃうようになるってことよ? 気づいてるでしょう? だから聞き取りにくいでしょう?

 

それゆえの特徴はね、ふたつ――、

 

壱)アクセントが必ずある

弐)抑揚に富む


あ、みっつか?


参)連続する単語の尻と頭が組み合わさって、別の音になる

 

これらを鑑みるとよくわかる。だから日本人は、どうしても、Finishedの末尾に「ド」って、付けてしまうわけさ。頭のFiが、アクセントのことを知らないから、むしろ逆に、そこは聞こえないくらい弱く言ってしまうわけさ。さらには「アイ・ラヴ・ユー」だと思っていて、その先の、音が連続した〝言葉〟に進まないわけなのだよね?

 

だからさぁ‥‥‥う~ん‥‥‥

 

知り合いの小学校の先生が、一年生に英語を教えはじめて、この〝音の違い〟と〝カタカナの害〟を知っているから、英語の読み方を〝ひらがな〟で書いたら――、

 

「せんせー! カタカナで書いて! 英語はカタカナでしょ!」

 

と言われたと、つい先日のこと、話してくれた。

 

もう7才で、脳が硬化しているのである‥‥‥。

 

僕はその女先生に言ったね――、

 

「そこで引っ込むキミもキミだよねぇ!」

「だって、言うこと聞かないんだもの!」

 

ま、笑い話だね。けれど、これでわかるんじゃないかな?

 

日本人の大半が、6年間も英語を勉強していて、学んだことは〝英語苦手意識〟だけである、その理由、思い当たった? (笑)

 

僕はときおり老人たちに英語を教えていて、それがいかに〝脳の若返り〟に効果があるか、身をもって知っている。眠っていたような半開きの目が、キラキラしはじめるのだ。

 

僕が彼らに強く言うことは、ひとつだけだ――、

 

「耳で聞いた音を、口から出してみてください! 70年、80年、90年生きていて、いままで一度たりとも言ったことのない〝音〟ですよ!」

 

僕は『Over The Rainbow』や、『Imagine』や、『What A Wonderful World』を、口伝てで、彼らにプレゼントしているのだよ‥‥‥ふふふ。

 

母国語以外の他言語を学ぶとき、脳の未使用部位〝Cognitive Reserve〟が蠢きはじめる。何十年も使いつづけている脳内部位は、当然病変を起こしやすいも、新しい部位を活動させはじめると、そこがオーバーライドして、脳全体を若返らせるのである。

 

そうすると、〝考え方〟が変わり、〝ものの見え方〟も変わる。(ソフィア=ウォーフ理論の話、したよね?)よって、現時点の結論――、

 

提言:〝まったく新しいもの〟として、素直に受け入れることが、他言語習得には必要なのである。そして、それはそんな〝素直な性格〟になることも含む――のである。ようは、日本人がよく勘違いしているように、「自分が日本語をしゃべるように英語をしゃべれるように」なんて、ないのだよ。ふふふ。

 

さあ! また話が横道にそれてしまった! 人生変転だ! すべからく!

 

『日本語の難点』を書いている最中で、その【8 主語は省略】から【9 述語で語る】に進もうとしているところでした。次回は進みます、たぶん、きっと。(笑)

 

あ、付け加えておきますが――、

 

発音記号ってやつは、また別形態の言語体系である。

 

ということも知っておくといいと思う。英語圏の人たちは、日本の学校で学んだような発音記号、知らないからね?

 

あれは、音を文字記号に置き換える――という、なかなかな〝離れ業〟であって、ちょうど楽譜のようなものであって、つまり非常に高度なものであって、アルファベットをそのまま読む練習をしたほうがまだ簡単、カンタンタンタンタンなのだ。だと思うでしょう? ふふふ?

 

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