【サービスが過剰になれば、日本人はひ弱になる???】
本日の日本経済新聞5面のみずほ総合研究所の中島厚志氏のインタビューより引用します。
=======引用ここから=========================
≪脱・過剰サービス社会を≫
『サービスは無料、過剰が当然』のままなら、日本はサービス業が儲かりにくい国であり続けることになります。
世界に通用する収益力の高い企業は育ちにくい。
海外のサービス業も進出意欲をなくします。
~中略~
過剰サービスは日本人をひ弱にしてはいないでしょうか。
===========引用ここまで==================
「風が吹けば桶屋が儲かる」のように「豊かになれば子供が無表情になる」
といった言葉を何度か聞いたことがあります。
豊かになる⇒大人が子供に何でも与える⇒子供が自らの需要に気付く前に大人が気付き、与える⇒子供はサインを出さなくてもよくなる⇒感情を出さなくても不自由なく生きられる⇒無表情になる
実感したことはありません。でもなんとなく分かります・・・。
無償の厚遇(サービス)がホスピタリティであるとは言えないでしょう。
コンビニでの買い物がディスカウントストアより高くつくのは<近い><24時間><袋詰め><カップめんの湯><レンジ>といったサービスコストが価格に上乗せされているからですね。
しかし、 『サービスは無料、過剰が当然』というまやかしが狼藉を働いています。
「需要者は供給者を選べるんだぞ!」 「お客様は神様なんだぞ!」
って消費者の方が強く思ってるのでしょう。
供給サイドは意識しなければならない事、需要サイドは意識してはならない事ですね。
しかし、レストランでもカフェでも美容院でも、あまりサービスの対価に着意したことがないのは私だけではないと思います。
ということは既存の受けたサービスに着意していないということでしょう。
「サービスは無料であり当然与えられるものだ」
なんて考えると、ホスピタリティ精神など養われないと思います。
サービスは受ける側がホスピタリティ精神を養う機会にあると記事を読んで学びました。
≪サービスが過剰になれば、日本人はひ弱になる≫
は強ち言いすぎではないのかも知れません。
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