会社から帰ってきたら
マンションの下にいたカップル
女の子がバイバイって両手を振り
男の子がその手を軽く握り
頬をゆっくり撫でて
「じゃあ」って立ち去るんだけど
クルッと踵を返すと
ずっと手を降ってる
女の子が愛おしいのか
また女の子に駆け寄り
手を軽く握り頬を撫で
背中をトントンして
「じゃあ」って立ち去る
これを何回も繰り返してて
一体、何回繰り返すんや?って
面白く見ていたら(*´艸`*)
オバハンに気づいた
男の子が我に返ったのか
やっと帰っていかはった
すまんなぁー
オバハン、邪魔するつもりは
なかったんよ
まるで機械仕掛けのような
同じルーティンが面白かっただけなの
その後に
男の子が見えなくなるまで
ずっと手を降ってる女の子をみて
若き日のオバハン
こんな純真で
健気なこと出来なかったな
どこか現実主義だから
「恋愛は一時の錯覚」
なーんて思ってた
確かにあたしにとっては
恋愛はホンマに一時の錯覚で
生活していく中で甘い部分は
どんどんすり減っていき
今では旦那はんのことは
「賢いゴリラ」だと思ってる
車の運転もできて
仕事にもいきお金も稼ぐ
めっちゃ賢いゴリラ
そう思えば足りない部分も
家事が全く出来ないことも
許せる気がする
この間も賢いゴリラは