ネット回線の作業に来てくれたお二人の作業員。
結構キツイ調子で
若いリーダーの人が指示を出していた。
そんなんじゃだめだ、
あれやって、これやって、
この場合はこう繋ぐんだ、
しかも、その新人さんのほうが
どう見ても年上でないかと思える。
１０歳は違うような気がする。
最近あまり、キツイ口調に出会ったことがなく
久し振りにハラハラする場面だった（笑）
まあいい、どんな仕事をしようとも
ネットが無事繋がればいいや。
と、別の仕事をしていた私。
すべての作業が終わって、
そのリーダーさんが一階に下りてきたとき、
「暑いのに、大変ですよね。」
と、声をかけてみた。
すると、
「はい、相方がよくやってくれる人で！
今日も屋根の上の配線、すべて
彼が頑張ってやってくれました！！」
と、嬉しそうに優しい笑顔をされている。
そして、その後下りてきた
その年上の新人さんも
とっても充実した顔をしている。
その瞬間、
私が自分の「反応」で
キツイ、ヒドイと受け取った
リーダーさんの指導が
「この人を一人前にする。」
という、並々ならぬ決意の指導だったんだ。
と、いう事が肌でわかりました。
フィルターが入れ替わった。
表面ではイイことを言って、
すごいですね！！と褒めながら
裏で「あいつもう終わってるよ。」
なんて、平気でいう人たちも見てきたけれど
このリーダーさんは真反対だった。
そして、そんな人が作業に来てくれたことが
本当に本当に嬉しかった。
また、そんな心ある人たちと
ご縁が持てる自分へと変化してきたんだと
心から、感じられたから。
人を信じる心は、
時に、折れそうになる。
何度も何度も。
でも、
本当に真心のある暖かい人の
存在を知ったならば、
これまでの世界が変容を見せる。
こころの奥がじんわり暖かくなる。
その暖かさは、細胞の隅々まで
いい栄養を運んで
そして、自分の「善」のスイッチをオンにしていく。
善のこころで生きることは、
上機嫌で心豊かに生きることは、
自分らしい最上の幸せと
見えない太いパイプでつながっているから。
清々しい新緑の季節、
私の心も人生も、
また何かが育ち始めてくれた。
そんな嬉しい、一日でした。
そして、帰り際・・・
「君がいじって覚えて、お母さんに教えてあげてね。」
と、娘にリモコンを渡したリーダーさん。
人を見る目ある・・・笑。
文中「反応」って書きましたが、
反応して私たちは生きているんですが、
それは感情の反応でテニスボールみたいに
無意識に打ち返してしまっていることが多い。
魂の応答によって生きる！！という・・・
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