阪急電車と親子とわたし。 | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡


パチパチ、カシャカシャ。


阪急電車のドアの付近で

3歳くらいの男の子がポーズしている。


写メを撮っているのは若いお母さん。


キャッキャッという笑い声を上げているけど

大きくもなく、全く不快感もない。


乗客も、自分の携帯を見ることに精一杯で

そんな親子には目もくれない。



こういう時、

子どもが遊んでいたりする様子や

お母さんと話している内容を

こっそり聞くと面白い。


ひたすら

「しいー!うるさいから黙って!」と、

注意するばかりの親もいれば

大きな声でおじいちゃんおばあちゃんの事を話す親子もいる。

その家族の仲良さや危機を(笑)垣間見れたり

自分との違いがなんだか面白い。



私はどうだったかな・・・

娘はいつでもどこでも

お絵描きをしていたな、なんて思い出していた。



ある駅に到着しそうになって

電車にブレーキがかかり始めたころ

私にとって、真新しい光景が飛び込んできた。



そのお母さんが、

白いキャスケット帽をさっと脱ぐジェスチャーをして


「楽しい撮影会ではございますが!

 これをもちまして、最後のショットになります!

 さあ、一番いい笑顔でお応えください!」


と、携帯を構えたのだ。


男の子はちょっと不服そうに

「なんで~」


すかさず、お母さん。

「待ちに待った、○○駅に到着するからであります^^」


男の子の顔はパッと明るくなり

「そっか」と、ピースしてパシャリ。

電車内撮影会は終了したようだった。



子どもが何かで楽しんでいる時に

その気持ちに踏ん切りをつけるのはとても難しい。

「帰りたくない」と、私もよく友達の家でダダをこねた。

(あれ?大人になっても変わらんような・・・)


こんなにも楽しく、

次の展開に移るよ~と、

粋なセリフで誘ったこの若きお母さんと

そして、瞬時にその意味と状況を理解した小さな男の子が

手をつないでホームを歩く姿を

ずっと、ずっと見ていた。



いつも満員の地下鉄で

あまり、こんなシーンには立ち会えないけど

阪急電車は、映画にもなっただけあり

なんだかほんわかドラマが多い。


こういうシーンから湧き出てくる感情

そして、学びや自分だけの気づきが

なんともしれない癒しになる。


そして、また

自分自身も

誰かのワンシーンになっているのかもしれない。



人生って、実はこのワンシーンの積み重ね。


自分と他人と、そしてその絆が織りなすガチのドラマ。


だからこそ、今日もまた

大切に、そして面白がって!

そして思い切って過ごしてみたいなあと思う。




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