あなたに癒される | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡


東京一人旅で娘がいない10日間

ネコのレオンは…


すっかりと “野良猫もどき” になっていた。


私と二人きりになるや否や

庭に隠れて家に上がってこない。


ご飯の時だけ

「にゃあ~にゃあ~」

と、声をかけ

ご飯を用意すると

もくもくと食べ


「レオン~!」

と、呼んでも

プイッと、また庭にもどり

夜も昼も、帰って来なかった。


まるで、プチ野良猫を気取っているようだった。


電話でも娘に伝えた。

「もう、レオン戻ってこないかも」


昨日、久々に大阪に降り立った娘。

御堂筋線と阪堺線で、

一緒に帝塚山まで帰ってきた。


東京では計画停電があった事

よく余震があったこと

姪っ子が大きくなっていた事

おばあちゃんが掃除上手だった事

おじちゃんに服を買ってもらった事


そんな事を話しながら。

背も伸びた気がする。


帰宅し

「変わってないなあ~、当たり前か(笑)」

と言いながら、庭への扉を開ける娘。


「レオン~!!」


つかの間の沈黙の後

「にゃあ~」

と、駆け寄るレオン。


すんなりと娘に抱っこされ

家に入ってくる様子に

脱力してしまった。


なんで、私じゃあかんねん…。


よく思い返してみると

娘は、そう・・・


レオンは帰ってくるのが当たり前

というスタンスで呼んでいた。


私は、何としても

野良猫にしてはならない!!

そんなスタンスで

「ネバならない」で呼んでいた。

そんな事に気づいた。


何かを所有することよって

心穏やかになる事はない。

その、存在を確かに感じられることで

心は満たされる。


心の絆とは、そういうものなのかもしれない。


娘と一緒に寝ているレオンは

プチ野良猫時代に傷ついた耳を

ペロペロなめつつも

穏やかな顔をして

まるで家猫のように(家猫やっちゅうねん)

眠っている。


娘の体温を感じて眠っている。


あなたじゃなきゃだめなんだ。

あなたに癒される。


その背中は、まるでそう言って

笑っているようだった。