「おはよう！！」
といって、通り過ぎる自転車のおじちゃん。
果物屋さん、クリーニング屋さん。
こじんまりした喫茶店。
八百屋さん、ガスショップ。
テクテクと歩く。
右に万代池。
左にチンチン電車。
チンチン電車には
沢山の広告が描いてあって
ムードも何もないなあ
なんて、友達にこぼしたこともあるけれど
なんて、本当は
その広告こそが
最高のムードなのだ。
テクテクと歩く。
迷ったやんけ！！
いや、私にはアイフォンがある。
便利な世の中だ。
古風な家が立ち並ぶ
その路地を
アイフォンを片手に
下を向いている私。
しかし、それこそが
本当は風景なのだ。
この街で、私は生きている。
宇宙の本質はエネルギーそのもので
本当は、何でも一瞬で叶ってしまう。
２０００万必要だ！！
と、心底思って
本当に２０００万が登場してしまった経験をしてから、
私の価値観は吹っ飛んでしまった。
その、自分の想いが
実現する事のスピードと
その方法は、あまりに宇宙スケール。
今の頭では到底思いつかない事ばかりの
速さと方法で実現してしまう。
今回も、こんなに
早く転職出来るとは思っていなかった。
思った事は、時間差なく
本当は実現してしまう。
でも、時間と空間と
命の限りがあるというこの世界を
選んで生まれてしまった以上は
楽しまなければ！！
登場人物
敵や味方や
そして、
悲しみも喜びも
自分だけのオリジナルの
この風景こそが
今、自分として生きている記憶であり
証なのだから！
自分の人生は
もどかしいかもしれないけれど
そう、その
街の風景の中にこそある。