あるビジネスの成功者のYさんのエピソードを、ふいに思い出しました。
そのYさんは、ビジネスを成功させた暁に、古巣のオートバイレースでもうひと花咲かせたいと思い、チャレンジを決意したそうです。
しかし長年のブランクで、走ってみるとそのタイムは想像を絶する悪さ・・・。
「偏差値に例えると、合格ラインが70だとすると、40くらいしかないというイメージだった。」と言います。
みんなが「無理」と笑う中、ビジネスでの成功パターンを熟知していた彼は、決してあきらめなかった。
一日中、サーキットを走りました。
その進化のスピードたるや、一日中走ってたった一秒縮める・・・という亀のようなスローペースだったそうです。
また次の日も一日中走ってたった一秒。
そのまた次の日も、一日中走ってたった一秒。
その次の日も・・・
また次の日も・・・
それを延々と繰り返して、何とついに・・・!
ある日、偏差値70ラインまで到達したそうです。
その時に「無理」と笑っていた人たちがなんて言ったか。
「お前ならやると思ったよ。」
「これは何を意味しているのでしょうね?」と、彼は笑います。
人の評価とは、いったい何なのでしょうか。
彼は自分を信じた。
たとえ気の遠くなるような、亀のような進み方であっても
それがビッシリ積み重なった時、まぎれもなく努力にみあった、いやそれ以上の現実が現れるのですね。
無理と笑う人には無理かもしれません。
でも「できる」と思っているあなたにはできないわけがないのです!
その成長度合は、ひょとしたら、一日中頑張って1ミリ。
また次の日、一日中頑張って1ミリかもしれません。
しかし、自分を信じて勝ち取った一ミリは、何にも代えがたい、誰にも奪えない勝利なのではないでしょうか。
あなただけの永遠に失われない「歴史」であり「自信」なのです。
人の評価よりも、自分を信じること。
自分を信じきれた人が、結果を残すことができるのですね。
とっても大切なことを、Yさんに教えていただきました!