仏教のある教えで
随自意と、随他意という概念がある。
随自意とは、衆生の機根にかかわらず、仏自身の内証の悟りをそのまま説くことをいい
随他意とは、仏が衆生の機根に随って法を説くことをいうそうだ。
「これが本物だ」と分かっていることを、「これじゃなきゃだめ」と分かっていることをお伝えするには相当のエネルギーがいる。
でも、目の前の人を路頭に迷わすわけにはいかないという使命感。
私の今の保険の仕事は、本当の知識をまだお持ちでない相手に従い妥協することと、本物をお伝えし相手を守ろうとすることのせめぎあいが起こる。
でも、相手に伝わらなければ話にならない。
上から目線で説得されたら、誰だって反発する。
理想は、その人が気づいて自ら選択してくれること。
そして、よしんば選択しなくてもよしとするし、自分のスタンスは変わらない。
そんな自分に成長しようともがいている(笑)
普段の生活でもよくある。
「こうしたら絶対いいのに!」と思うこと。
「こうしたら絶対いいよ!」と言われることも沢山ある。
先日、友人からお話を聞かせてもらった時、私には友人の進むべき道が何となく見えていた。
・・・偉そうに言ってるわけではなくて、ほんとに輝く姿がビジョンのように見えていた・・・。
それも、光り輝く大きな道。
だからこそ、迷うような出来事が起こるんだなあって。
でもそれはとても素敵なことで、逆に 「あなたの進もうとしている道は本物だよ」 と教えてくれているように思った。
今日の澤谷先生のブログは非常に面白かった。
http://kizuna.personslink.com/?eid=1083062
愛を表現することの難しさ。
時にルールにのっとった世界では、素直な愛が違和感を呼び起こしたりする。
でも、私はこの養成講座で、そんな時代だからこそ素直に愛を表現するという事も学んでいる気がする。
実は・・・友人に言いたくて言えなかったことがある。
いつも友人は言ってくれているのに。
それは
「どんな道を選択しても、私はあなたの味方だよ。
どんな道を選択しても、あなたが大好きだよ!」
ということ・・・。
先日、北海道の友人の4歳のお子さんが
「みかっち、大好きだよ!」って満面の笑みで抱きしめてくれた。
なんて素直な瞳・・・。
なんて素直な愛・・・。
私は、今の保険の仕事を続けているのは、そしてその上でカウンセラーなのは、やっぱり愛を表現したいからなんだ・・・と、今改めて書きながら思った。