学生時代に一緒にバンドをやっていた友達(現在は、シンガーソングライターです)の曲の中に
「メロディ」というとっても素敵な歌がありました。
その中に・・・
『失う事を怖がらないで 身を任せる強さ抱いて
素直なままで素顔のままで 歩き出すのさ この一瞬を』
という歌詞が出てくるんですね。
曲もとっても素晴らしいので大好きでした。
さりげなくでてくる 『身を任せる強さ』
ここで歌われている事は、せつな的に生きると言う事ではないのです。
この彼は、未来が不安な彼女に語りかけているわけですね。
『素直なままで素顔のままで 歩き出すのさ この一瞬を』
このセンテンスに 「さあ、二人でドアを開けよう!」 という思いが伝わってきます。
たとえ離れても、たとえ上手くいっても、どちらでも君の価値は変わらないんだよ・・・という、切ない反面とても力強い歌だなあ~と思うわけです。
これは、実は非常に大切な事で「自己信頼感性」がない事には成り立たない事のように思います。
私は以前は、何かを固定して身動きが取れなくなるタイプでした。
仕事でも、このイベントがなくなったら、このアポイントがキャンセルになったら私の価値も消えてしまうのではないか。
このプライドをなくしたら生きていられないのではないか・・・人はたまに、自分の存在への信頼をなくしてしまう事があります。
でも、そんなものは大体幻です(笑)
壊れるようなものは、最初から壊してしまえばいい。それが澤谷先生の言う、小さな自我の殻なのでしょう。
それでも、ふつふつと湧き出でてくる生命力こそが本当の自分です。
それは必ず備わっているんです。
「身を任せる強さ」
シンガーソングライターの彼に久々に連絡をとり、歌詞を載せる許可をお願いしたところ、快諾してくれました。
そして 「セミナーか~。あなたは本番に強いから大丈夫でしょう。」 と励ましてくれました。
「ミュージシャンの本質はいい意味でハッタリだよ。あの頃のライブのようにハッタリ精神で頑張って!」
どんな励ましやねん!!!
でも、確かにライブもそうでした。
ハッタリというと、ちょっと言葉のイメージがアレですが(笑)
要するに流れを感じる力なのかもしれません。
フロントマンは、MCもお客さんの様子をみながらです。
ベースやギターがどんな調子なのか、ドラムが走るのかもたるのか、始まってみなければ分からないのです。
でも、そこには、一緒に長い時間練習を重ねてきた仲間への「信頼」があるわけです。
そして、どんなメンバーの不調や、また逆に絶好調で出てくるアドリブにも対応できる「なんとでもする」という自分への「信頼」もあったりするんですね。
セミナー前日まで流動的で進化(深化)しつづける。
セミナー当日も流動的で進化(深化)しつづける。
だから風が起こり、面白いのに。
そうだった!と思いました。
いやいや、流石は「自己信頼歌」?の作者だと思いました(笑)
「身を任せる強さ」持ちたいですね。
そして今日もまた 『素直なままで素顔のままで 歩き出すのさ この一瞬を』 です!