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KOTARO BLOG

産地直送のこだわった野菜やフルーツの卸売販売の営業マンが‘食‘をテーマに情報を発信するブログ♪

元はフランス料理でサービスマンとして働く経歴を持ち、ワインエキスパートの資格を持つ

一児(0歳)の父

売れる商品のネーミングは何がポイントなのでしょうか?

 

 

私はこだわった野菜やフルーツ、加工品の営業をしているのですが、時々、新商品を売る際や、既存の商品でも何かキャッチーな名前を付けれたら良いなと感じることがあります。

 

 

お客さんに覚えてもらえる、そしてその名前で指名買いがおこるような、そんな商品に近づく為にはネーミングは、とても大切だと感じます。

 

ただ、ネーミングはセンスが必要だし、いざ考えるとなかなかしっくりくるものが思いつきません。売り上げにも関わってくるし、なかなかのプレッシャーがあります…難しい。。

 

 

私のような普通の人は、残念ながら売れるネーミングのアイデアはなかなか出てこないと思いますゲッソリ

 

 

そこで、既に世の中でヒットしている商品の分析をしてみることが大切だと思うので、具体的な商品を取り上げてみましょう。

 

 

その前に前提として、

ネーミングをつけるポイントについて、記してみます。

いくつかのサイトで重複していたものが以下4つです。

①シンプルで発音やつづりが簡単
②親しみやすい
③ユニーク
④ベネフィットが連想できる

*ベネフィットとは製品やサービスを利用することで消費者が得られる 有形 、 無形 の 価値 のこと。つまり商品のストーリーが連想できる。

これらを全て満たすと人は『覚えやすい名前』と感じるようです。
名前は基本的に情報を記憶の中に蓄えてもらう為の”鍵”なので、”鍵”が覚えられなければそもそもの意味がないのです。

 

 

 

 

それでは具体例をみていきましょう。

 

検索した中でも多く取り上げられていたのが、

ネピア発売の「鼻セレブ」。

 

そろそろ憂鬱な花粉症の時期ですが、、、

私にとっても鼻セレブはこれからの時期必需品ですひらめき電球

 

 

そんな身近な「鼻セレブ」ですが、

 

変更前の名前は「ネピアモイスチャーティッシュ」だったそうです。

それが、ネーミングとパッケージを変更してからは売り上げがなんと4倍!!

 

…なぜ、ここまで劇的に売上が変わったのでしょうか?

 

 

「鼻セレブ」の話真顔

 

柔らかいティッシュペーパーでも鼻をかみ過ぎると痛くなってヒリヒリすることがあります。ましてや固いティッシュしかない昔は、鼻をかみすぎて赤くなっている人がたくさんいました。

 

そこで各製紙会社は当時、こういった人達向けに鼻をたくさんかんでも痛くなりにくい保湿ティッシュを相次ぎ発売しました。

その時王子ネピアが売り出したのが「ネピアモイスチャーティシュ」だったのです!

 

モイスチャーとは英語で、水分や湿気などの事を指します。
ですからこの名前は、「ネピアブランドの水分を含んだティッシュ」であることをアピールしたネーミングです。

 

「ネピア」はその当時から有名企業であり、

このネーミングで売れると考えました。

 

しかし実は「エリエール」や「クリネックス」などのブランドも保湿ティッシュを出しており、消費者の立場からすると、それらとの違いがよく分からず強いインパクトを与える事ができなかったのです。

 

もちろん競合他社が無ければこの名前で良いかもしれませんが多くの商品の中で埋もれてしまったのです。。。

 

 

 

そこでネピアは商品の名前を変えるという大胆な作戦に出ます!


まず顧客ターゲット層の「花粉症などで何度も鼻をかむ人」から「鼻」をキーワードとして抽出。


「鼻」という言葉によって商品の使用目的が明確になります。

 

 

そして「セレブ」はぜいたくな暮らしをする人たちの代名詞。


この言葉を使うことで、鼻に優しく、痛くなりにくいのではないかというイメージや「高級感を売りにしている」というイメージが湧きます。

 

 

結果として「鼻セレブ」というユニークな名前の保湿ティッシュが誕生したのです!

 

このネーミング変更で商品が一気に注目を浴びるようになり
「鼻セレブ」はたくさんの競合を抑えてティッシュ売上のトップに躍り出ました。

 

ちなみにポケットティッシュの金額シェアでいうと「鼻セレブ」は当時約5%との事。他は3%台以下なので、「鼻セレブ」が断トツトップになりました。

 

 

「鼻セレブ」から、ネーミングのつけ方のテクニックとして、

①シンプルで発音やつづりが簡単
②親しみやすい
③ユニーク
④ベネフィットが連想できる

 

を考えると、
「ネピアモイスチャーティシュ」に比べて、シンプルでユニーク。

そして親しみやすく、商品の使用目的が即座にわかり、

かつその商品のメリットもすぐに感じられる名前になったと感じます!

 

 

 

さて「鼻セレブ」についてみていきましたが、、

 

自分のことにあてはめると、野菜や果物でもネーミングで売上は大きく変わる可能性を秘めていると感じます。。

 

実際に、スーパーの売り場では野菜や果物の品種名そのままで売っているものが多数です。

中でも、特徴があり、こだわりの野菜や果物であれば、ストーリーを感じさせるネーミングを考えてみることは必要だと思います!

 

 

今回のネ―ミングのポイントを押さえながら、

次回は野菜か果物で考えてみたいと思いますひらめき電球