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もっと若いころは、白黒はっきり、させたかったんですが、
だんだん、年をとってきて、
世の中というのは、そう白黒はっきり、させられるもんでもないなあ、と…。
最初、神戸から、田舎に引っ越してきたころは、
領収書をください、というと、
そんな硬いことを、といわれ、目が…になった。
(今は、領収書くれますよ。20年の間に、五個荘も随分かわりました。
昔は、本当に、うちうち、だけの世界でしたからねえ。
オールドマンズネットワークってやつです。)
私の中では、お金を払うイコール領収書だったから。
だいたい、
裁判のときに、領収書がなければ、水賭け論にしかならない。
もしも、脅迫されても、
相手に、受け取り書いてもらえ、といったのは、うちの父です(笑)
そんだけ、阪神間で商売する、ということは、大変なんでしょうね。
そういえば、
大阪神戸では、
「あのヒトは、ショウバイニンや(商売人や)」、といわれるのは、大変な褒め言葉です。
目端が利いて気が利いて人をそらさず自分も相手も損をしないように社交的にたちまわれる大人のヒトのことです。
その反対語の蔑視言葉が、「アイツハ、勤め人(つとめにん)やからな。」 と、はいて捨てるようにいわれることです。
これは、機転が利かず、杓子定規で、目先の利益だけ追う、言われたことしかしないようなヒトに対して蔑んでいいます。
白、黒、抹茶、小豆、珈琲、柚子、桜、
なんか、これが、浮かんで消えません。
このフレーズは、かなり、地方的なんだろうなあ。
子供のころよく流れていた、名古屋の外郎やさんのCMソングです。
でも、このレパートリー、
和風石鹸にもいいですね。
白 (キナリ、ミルク石鹸、椿石鹸)
黒 (炭石鹸)
抹茶 (茶石鹸、クロレラ石鹸)
小豆 (うぐいす美人、小豆石鹸)
珈琲( 珈琲石鹸、消臭効果があるらしいし。)
柚子( これは、好きな方多いですね、柚子蜜で、いきましょう。)
さくら (桜の花の石鹸も人気があるでしょうね。香り付けがむつかしいけれど、単にピンクでいきましょう。)
来年は、東洋的な、5色の石鹸やになろう。
よく、お寺にある、あの五色です。
青、赤、黄色、白、黒。陰陽五行説に由来する「木・火・土・金・水」と対応するあの5色ですね。
五色の短冊の「青・赤・黄・白・黒」は又、中国漢方の陰陽五行説に由来する「木・火・土・金・水」と対応し、更に、人の守るべき五つの徳、「仁・礼・信・義・智」とも対応していいます。 (参考:NHKおしゃれ工房、2006.7、室礼)
配列を順に並べて見ました。
■ 青 ・ 木 ・ 仁 ~ (徳を積む・人間力を高めよう)
■ 赤 ・ 火 ・ 礼 ~ 父母や祖先への感謝の念
■ 黄 ・ 土 ・ 信 ~ (信頼、知人・友人を大切にしよう)
□ 白 ・ 金 ・ 義 ~ (義務や決まりを守ろう)
■ 黒 ・ 水 ・ 智 ~ 学業の向上
中国漢方の陰陽五行説に由来する「木・火・土・金・水」には、相生という考え方があります。木を焼けば、火を生じ、火は灰・土を生じ、土は金属を生じ、金属より水を生じ、水は木を育てるという具合に循環します。
これは、占いの本なんかにもよくでてる考え方ですね。
神道の教えは、一言で、いえば、禊と掃除だ~と、よく、神主の生まれの義姉がいっておられます。
石鹸と、五色って、いいんじゃないでしょうか。
世の中、騒がしいですが、邪を払って、皆様に、いっぱい、いいことが、ありますように。
しかし、段々、よく言えば、個性的、悪く言えば、へんな石鹸やになっていくなあ(笑)
来年も、個性で勝負したいと、思います。
お客様、ついてきてくださるかしら…。 メジャーは、目指しておりませんが、独りよがりにならないように気をつけたいと思います。