ただいま、うちには、お盆のお下がりの和菓子が、色々ございます。
昔に比べたら、量はかなり減りました。
義母の趣味に、みんなが合わせて大量にお供えしてたんだなあ、ということが、よくわかりますね。
義母が亡くなってから、みんな、和服着なくなったし笑。
あの方、やっぱり、強力なキャラをお持ちでございました。
初めて、結婚したとき、げ、このあたりでは、こんなに大量にお供えするのか、と、
目が点になったけれど、
あれは、このあたりというより、
義母の実家の湖北の郡部のやり方だったんですね~。
それと、最近、わかったのだが、
大量になんでも用意しないと、全部、美味しいものは、男軍団が食べつくしてしまうので、
女に回ってこないんですね、田舎では。
男尊女卑きついから。
母がいっぱい用意してたのは、たくさん作らないと、自分たちが全然食べられないというのもあったんだろうな~と、
義父、義兄、甥、夫、と、男連中と、過ごしてシミジミ、思う今日この頃。
旧家の跡取り息子って、どうして、あんなに、想像力がないんでしょうね~。
料理まったく手伝わないから、(なまじ中途半端にちょっとだけ手伝ってもらうと、偉そうにするので、嫌いなの。)
はやばやと、デンと、食卓に座って待ってるのですが、
うちは、大皿盛りなのですね。
とりわけて、食べる方式。
でん、と、前に、載せると
「こんなに一人で食べられない。」ってのたまう。
お前一人の分じゃない、みんなで分けるんじゃと、
いつも思ってます。
なんで、いまだに、自分ひとりの分だと思うのか不明です。
お育ちがいいので、人はいいんだけどな~。
なんかが欠落してるのよな。
育て方の問題なんだろうなあ。
おお、そんなことを、思っているのではなかった。
和菓子ご飯を食べてると、最近、近現代の生活史に興味があるので、
食べながら思う。
これって、昔は、ぜいたく品だったんだろうなあ、と。
砂糖って、製薬会社扱いだったんですよね、
薬と同じくらい貴重だったと、いうこと。
80以上の農家のおばあさんとかと、話していると
砂糖のことを、ごっとう(ご馳走)って、いうんですよね。
砂糖が貴重品だったころの名残らしい。
日本の食料自給率が、最近著しく、低いというのは、
たぶん、世界でも有数の贅沢な食卓だからでしょうね。
庶民が、白米を銀シャリと呼んであこがれてたような時代は、自給率高かったと思うよ。
今は、ちょっと、行き過ぎもあるんだよね。
野菜に旬がないし。
私は、昭和30年代の後半生まれで、ものごころ付いたら高度成長期だったんですね。
東京オリンピックが終わって、新幹線が出来て、大阪万博という
日本がいまの中国みたいだったころの街中育ち。
で、青春時代は、バブル真っ只中。
日本が史上でたぶん、もっともイケイケだった
昭和元禄育ちなので、
あんまり、そういう感じがわからない。
わたしくらいと、その10歳上だと、かなり日本って違うんですよね。
いまの平成のお子たちは、うまれてからずっと不景気らしいし。
育ちでだいぶ、ちがうよね~。