他山の石
自分の人格を磨くのに役立つ材料。参考にすべき、他人のよくない言行。
「友人の失敗を―とする」
他山の石以(もつ)て玉(たま)を攻(おさ)むべし
〔詩経(小雅、鶴鳴)「他山之石、可二以攻玉」〕よその山から出た粗悪な石も自分の玉を磨くのに利用できるの意から、他人のつまらぬ言行も自分の人格を育てる助けとなりうることのたとえ。
かなえ かなへ 0 【▼鼎】
(1)〔金瓮(かなへ)の意〕食物を煮るのに用いた金属の器。
→鼎(てい)
(2)〔夏の禹王(うおう)が九鼎を作り、王室の宝とした故事から〕王位。また、王位の象徴。
――の軽重(けいちよう)を問う
〔「左氏伝(宣公三年)」より。晋の景公を破って心のおごった楚の荘王が、無礼にも周の宝器たる九鼎の大小・軽重を問うた故事による〕統治者を軽んじ、これを滅ぼして天下を取ろうとする。人の実力を疑って、その地位をくつがえそうとする。また、人の能力を疑う。
新シリーズです。題して「他山の石の研究」。邪悪ちゃんに、毎日イジメられているだけではつまらないので、彼を題材に「ははあ、これはやったら、ダメなんだ。」というお勉強をしたいと存じます。皆様のご参考になったら幸いでございます。
種本は、ベストセラーの「put your best foot foeward」です。

著者: ジョーエレン ディミトリアス, Jo‐Ellan Dimitrius, 冨田 香里
タイトル: わたしはなぜ誤解ばかりされるのか―こっそり他人の正体を読む法則〈2〉
☆ 知的な印象に対するよくある誤解
昨日 邪悪ちゃんは、「この辺の人と話す時は、難しい単語を使えないから言葉を選ぶのが難しい。」と、鼎の軽重を問う、を例に挙げて、説明していました。
ん??と、鼎の軽重を問う、って、そんな意味だったかなあ。どうも私は間違って覚えていたようだ、と、後で、調べてみました。でも、間違って使っていたのは、邪悪ちゃんでした。あの、文脈で、あの格言を使うと完全に意味がオカシイ。相手が聞き返すのが、当たり前だ。
邪悪ちゃんは、日本語力が、かなり怪しい(別に帰国子女とかではナイ)。いろんな事(歴史的事実とか)をかなり間違って覚えている。
それを、得々と、自慢げに、自信たっぷりに、お客様にも、それも解説として、話す。あれは、かなり、見てて、恥ずかしい。でも、上司だし、すぐキレルから、ほってますが。
本からのアドバイス
「少し考えさせてください。」「調べて後でお返事します。」というのを恐れてはいけない。正確さも、知性の一部だとみなされる。知性は、話す量ではなく内容で判断される。
重箱の隅をつつくような知識をひけらかしても、たいての人は感心しないで、迷惑するだけだ。
簡潔かつ明確に自分の意見を述べる人は、尊敬される。人の助けになるような知識は価値があるが、見せびらかしのためだけの知識にはなんの価値もない。相手に劣等感を与えたり、恨まれたりするだけである。
自分の人格を磨くのに役立つ材料。参考にすべき、他人のよくない言行。
「友人の失敗を―とする」
他山の石以(もつ)て玉(たま)を攻(おさ)むべし
〔詩経(小雅、鶴鳴)「他山之石、可二以攻玉」〕よその山から出た粗悪な石も自分の玉を磨くのに利用できるの意から、他人のつまらぬ言行も自分の人格を育てる助けとなりうることのたとえ。
かなえ かなへ 0 【▼鼎】
(1)〔金瓮(かなへ)の意〕食物を煮るのに用いた金属の器。
→鼎(てい)
(2)〔夏の禹王(うおう)が九鼎を作り、王室の宝とした故事から〕王位。また、王位の象徴。
――の軽重(けいちよう)を問う
〔「左氏伝(宣公三年)」より。晋の景公を破って心のおごった楚の荘王が、無礼にも周の宝器たる九鼎の大小・軽重を問うた故事による〕統治者を軽んじ、これを滅ぼして天下を取ろうとする。人の実力を疑って、その地位をくつがえそうとする。また、人の能力を疑う。
新シリーズです。題して「他山の石の研究」。邪悪ちゃんに、毎日イジメられているだけではつまらないので、彼を題材に「ははあ、これはやったら、ダメなんだ。」というお勉強をしたいと存じます。皆様のご参考になったら幸いでございます。
種本は、ベストセラーの「put your best foot foeward」です。

著者: ジョーエレン ディミトリアス, Jo‐Ellan Dimitrius, 冨田 香里
タイトル: わたしはなぜ誤解ばかりされるのか―こっそり他人の正体を読む法則〈2〉
☆ 知的な印象に対するよくある誤解
昨日 邪悪ちゃんは、「この辺の人と話す時は、難しい単語を使えないから言葉を選ぶのが難しい。」と、鼎の軽重を問う、を例に挙げて、説明していました。
ん??と、鼎の軽重を問う、って、そんな意味だったかなあ。どうも私は間違って覚えていたようだ、と、後で、調べてみました。でも、間違って使っていたのは、邪悪ちゃんでした。あの、文脈で、あの格言を使うと完全に意味がオカシイ。相手が聞き返すのが、当たり前だ。
邪悪ちゃんは、日本語力が、かなり怪しい(別に帰国子女とかではナイ)。いろんな事(歴史的事実とか)をかなり間違って覚えている。
それを、得々と、自慢げに、自信たっぷりに、お客様にも、それも解説として、話す。あれは、かなり、見てて、恥ずかしい。でも、上司だし、すぐキレルから、ほってますが。
本からのアドバイス
「少し考えさせてください。」「調べて後でお返事します。」というのを恐れてはいけない。正確さも、知性の一部だとみなされる。知性は、話す量ではなく内容で判断される。
重箱の隅をつつくような知識をひけらかしても、たいての人は感心しないで、迷惑するだけだ。
簡潔かつ明確に自分の意見を述べる人は、尊敬される。人の助けになるような知識は価値があるが、見せびらかしのためだけの知識にはなんの価値もない。相手に劣等感を与えたり、恨まれたりするだけである。