価格設定には哲学が必要? | 繭家の人生こぼれ繭

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人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

「値決めは経営である」と…京セラ名誉会長の稲森和夫氏の言葉として知られています‥利幅を少なくして大量に販売するのか、それとも販売量が少量であっても利幅を多く取るのか、、その価格設定は経営者の意思なんですが、、ほんと悩みます‥それから「昔から「利は元にあり」という言葉があります‥利益は上手な仕入れから生まれてくるということ。まずよい品を仕入れる。しかもできるだけ有利に適正な値で買う。そこから利益が生まれてくる‥などなどと、いろいろと悩んでみましたが、結局のところ「正直」「勤勉」「倹約」などであると説いた石田梅岩の教えが一番なのかな‥それとネットでこんな「4つのP」というこ言葉があるのも知りました‥なるほど、哲学も必要なのか??

① philosophy(哲学・理念)
消費者は単に「安さ」だけを求めているのではありません。商品の中にphilosophy(哲学・理念)を見出すことができれば、price(価格)は二の次になる時代を迎えています。

② story-rich product(物語性豊かな商品)
product(製品)は機能、価格、デザインばかりでなく、story-rich(豊かな物語性)という付加価値が加わってこそ、思わず誰かに伝えたくなる魅力を持ちうるのです。

③ personality(個性・人柄)
多くの情報があふれ混乱する今日、消費者が重きを置くのは信頼のおける人からの情報です。信頼できる対象となるために大切なのがpersonality(個性・人柄)なのです。

④ promise(約束・絆)
どれほどの悪立地にあろうと、商圏を超えて多くの顧客が訪れる繁盛店があります。このとき顧客が求めているのは、そこを訪れれば叶えられるpromise(約束・絆)なのです。