負けるということ | 繭家の人生こぼれ繭

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人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

「敗るれば即ち新たなり」‥息子が小中高と剣道をしていた頃に、道場に掲げられていた言葉です‥勉強も仕事も、誰でも失敗(負け)はつきものです、人生なんて上手くいくことなんて、、あんまり無いからね、失敗の方が多い‥相撲でいえば、七勝八敗は負け越しだけど、また稽古して次の場所を頑張ればいい‥まさにトライ&エラーの繰り返しでいいじゃないか‥18 世紀に、現在の長崎県の平戸藩主であった松浦静山(1760~1841)の言葉です‥『負けるときは、負けにつながる必然的な要因があるが、どうして勝ったのかどうも思い当たらないという不思議な勝ちがあると、松浦清山がある客人に話す‥『勝つときには不思議の勝ちがある。しかし、負けるときには不思議の負けということはない』と‥客は『なぜ不思議の勝ちと言うのか』と質問をすると‥『本来の武道の道を尊重し教えられた技術を守って戦えば、たとえ気力が充実していなくても勝つことができる。このときの心の有り様を振り返ってみれば、不思議と考えずにはいられない』と返答した‥そうすると客は、『どうして不思議の負けはないと言うのか』と質問してきた‥『本来の道から外れ、技術を誤れば、負けるのは疑いのない事だから、そう言ったのだ』と答えると‥客は恐れ入って平伏した‥という逸話があるという‥負けたことを認めたがらないベネズエラ大統領がおりますが(不正選挙で勝利宣言をしたので国内で抗議のデモが起こっている)‥11月にはアメリカ大統領選でトランプ支持者が(トランプが負けた場合)抗議のデモどこじゃなくて、内戦になるかもしれません‥世界中で、なんか潔さがなくなってまいりましたかね…