天人相関説 | 繭家の人生こぼれ繭

繭家の人生こぼれ繭

人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

地球も人間も壊れてきました…この暑さでは、なかなか寝付かれないのでアイスノンを枕にして、応仁の乱についての歴史本を読んでおります、、その中に何度も「為政者の無為」と「悪政と天災」という言葉が出てまいります‥この時代の将軍は足利義政ですが、京都の半分が東軍と西軍の争いで焼けても、自分は東山の銀閣寺にこもって知らんぷりしていた‥なんかこのところ大国と称される国の為政者の無為とはいいませんが、つまらないことでお互いを牽制して、自分たちだけが良ければと、、どんどん世の中を悪くしております‥応仁記に「只、天下は破れれば破れよ、世間は滅びば滅びよ、人はともあれ、我が身さえ富貴ならば‥」と言いあらわした一説があります‥当時の人たちは人心の荒廃をほんと痛感していたんでしょうが‥600年程前のこの言葉のようなどうしようもない為政者と似たり寄ったりの政治家のオンパレードです‥司馬遷の史記に『游俠』という言葉が出てきますが‥「弱いものいじめは絶対しない、助けても決して自分がやったとはいわない」‥このところの中国のリーダーを観ていると、ほんと懐の深さが無くなりましたよね‥そういえば『天人相関説』という言葉が中国にあるという‥ウィキペディアで調べました‥「前漢の儒学者、薫仲舒は『春秋繁露』で森羅万象と人の営みには密接な関係があると説き、それを1年の月数は人体の12節に、五行は五臓に、昼夜は覚醒と睡眠に対応すると論じた。天文で人の運命を読むのも即ち天人が相関関係にあるがゆえであり、帰する所、人体は全宇宙の縮図にして小宇宙であると説いた。天子が行う政治も天と不可分のものであり、官制や賞罰も天に則って行うべきであるという。」続いて『天子の所業は自然現象に象られ、悪政を行えば、大火や水害、地震、彗星の飛来などをもたらし、善政を行えば、瑞獣の出現など様々な吉兆として現れるという。こういった主張は君主の暴政を抑止するために一定の効果があったと考えられる。天変地異や疫病流行などの災害を防ぐため、君主は善政を布くことが模範として求められ、特別に行うそれらの施策は「徳政」と言われた。中国の過去の王朝の歴代皇帝は、地震や干ばつが長引いた場合など、災害が起きた時には、必ず「罪己詔」を発し、自らを才の無い、徳の無い人間であると称し、正殿を避け、食を減らし、己を罪とし、助言を求め、罪を犯した者を赦し、隠すことのない直言を求める詔を下し、誤ちを補った。天人相関説はやがて俗信と化し、占トの域を出なくなる。後漢では王允により「天文は純然たる気の運行にすぎず」として批判された。』‥昨日のパリオリンピックのIOCバッハ会長のどうでもいいクソ長い挨拶はさておいて‥エッフェル塔からのセリーヌディオンさんの「愛の讃歌」は素晴らしかったですね、歌声を聴いていて涙がこぼれました(感謝、感激、感動)