伝え | 繭家の人生こぼれ繭

繭家の人生こぼれ繭

人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

写真は「譲葉ゆずりは」です‥親父から、このゆずり葉のことを、ずいぶんと若い頃に聞いたことがある‥新芽が出てくるまでしっかりと葉をつけて、新芽が伸び出したら、親の葉は役目を終えて落ちるんだと…我が家の屋号は、祖父が「二葉屋商店」で、親父が「葉屋商店」でして、私が後を継いだ時に、どうするか迷って、大きく万葉屋商店?なんて考えた末に、、有限会社繭家としちゃいましたが、個人商店の葉屋商店は一様息子が代表になっております(今は休眠しています)…そうなんです、我が家は葉っぱに(家業が糸繭商/蚕の餌が桑の葉っぱですからして)大いに縁があるのであります‥もうそろそろ、私も新旧交代をしたいところですが‥どうも新芽が育つ前に古い葉っぱの方が枯れてしまいそうであります(合掌)