ある映画監督 | 繭家の人生こぼれ繭

繭家の人生こぼれ繭

人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

今朝のNHKラジオ深夜便で映画監督の坪川拓史さんの話がとても面白かった‥というよりも、1本の映画を撮影するのに7年も8年もかける‥そのつくった映画がいまだに劇場にて公開されていないという…来月の6〜12日にかけて東京新宿のケイズシネマにて坪川拓史監督の全作品を上映するとのことでした。美式天然(うつくしき天然)は完成してから19年目で国内初公開とのこと、ちなみにこの作品は「第23回トリノ国際映画祭 Best Feature Film Prize(グランプリ)」「第23回トリノ国際映画祭 Best Audience Prize(最優秀観客賞)」なのに…興行的になのかどうか知りませんが‥坪川監督は泰然自若というか‥ほんと今朝のラジオ聴いていて、なんか心が落ち着くんですよ、不思議な人です‥坪川監督の言葉です‥『あらゆる世界がデジタル化、グローバル化され、利便性の悪いものや生産性の低いものが生きにくい時代です。それに伴ない、消えゆく古き良きものたち、去っていく愛しきものたち。それら(哀しみ)をも包み込み、この(魅力的な地)で明るく力強く生きている人たちを描き、そして後世に残る作品にしたいと考えております。』群馬県内でも上映してもらえないかな‥