今まで歴史のことが多かったブログでしたが..これからは繭家の商品についてもちょっと宣伝することにしました。
繭家ではカモミールの花畑農場をつくろうと..以前から考えておりました。富岡から車で30分くらいの南牧村の畑をお借りすることができましたので..思い立ったら吉日だと、さっそくカモミールの種を蒔きました。来年5月頃にはカモミールの花でいっぱいになるでしょう..カモミールを収穫して乾燥してハーブをつくります。そのハーブからの抽出液でカモミールの繭パフをつくります。
カモミールの効用について
カモミール(和名カミツレ)
◇古代エジプトでは最高のハーブ
古代エジプト人はローマンカモミールを太陽神への捧げ物とし、治癒の秘薬、最高のハーブとしてたたえ、ギリシャでは、熱病や婦人病の治療薬として使われていました。サクソン人(古代イギリス人)に「メイセン」という名前で知られていたカモミールは、イギリスで最も古くから有名な薬用植物のひとつです。カモミールの花の芳香はよくリンゴの香りにたとえられます。ギリシャ人がカモミールを「カマイ・メロン」(地面のリンゴ)と呼んだのも、そのためでした。このカマイ・メロンからカモミールの英語名、カモマイルができたのです。
◇植物のお医者さん
また、カモミールは植物のお医者さんとみなされてきました。ほかの植物を健やかに保ってくれる力があるからです。カモミールはデージーの仲間で、普通種デージーによく似ています。その上を歩くと芳香が立ち上るので、中世のころカモミールは床などに「まき散らす薬草」としてよく利用され、また庭園の小径などにもわざわざ植えられたりしました。
1638年に書かれた、ウィリアム・ロースン著の造園書には、「テッサリアの神殿の森のごとく、広くてゆったりとした散歩道には、砂利と砂を敷き詰め、ベンチを設けて、カモミールを植えるとよい。心身ともに健康になるであろう」とあります。また、逆境にあるものを激励する言葉に、「カモミールの苗床のごとく、踏まれるたびに成長せよ」というものがあります。
和名カミツレ
種をまいて2週間経ちました...。
南牧村の畑です..来年の5月頃には一面お花畑となります..
孫の手も借りました..。