原書房さんから、世界の灯台200基以上の写真を納めたフォトミュージアム「世界の美しい灯台」が発売されています。
撮影したのは世界中のカメラマンたち。
ページをめくるたびに灯台のさまざまな表情を見られます。
眺めていると世界一周気分。
日本の灯台もいくつか掲載されています。
神威岬灯台や能取岬灯台、石垣御神埼灯台など渋めのチョイス。
ここはあえて出雲日御碕とか、犬吠埼とか、神子元島じゃないのかも?
わたしは帯の推薦文を書かせていただきました。
世界中の陸の端っこに、船乗りを守る灯りがあること、その光が何百年も引き継がれていること。
このことを考えると私は胸が高鳴ります。
きのう「海と灯台フォーラム」で作家の安倍龍太郎さんとお話しすることができたのですが、「そんなに灯台に惹かれるというのは、DNAに海に関連する先祖の記憶が残っているんじゃない?わたしはそう考えるんです」っておっしゃっていて、ぶわぁぁぁっとロマンを感じました。
むかしむかしの祖先が、世界のどこかの灯台に見守られて、船を操船していたかもしれない。
そんな想像でますます灯台愛が深くなります。
http://www.harashobo.co.jp/smp/book/b601827.html