《人生が私たちに課した使命》
いかがお過ごしですか?
メンタルコーチ&セラピストの冨田真由美です。
いつも読んでいただき、誠にありがとうございます。
「美しい在り方」は、アウシュヴィッツ強制収容所で過ごし生き残った、オーストリアの精神科医ヴィクトール・フランクルの教えと、禅、脳科学、量子論、心理学など、様々な分野から自分なりにバランスを考えて、たった一度しかない人生を、より充実させて悔いなく生きるための指針となるようなエッセンスをわかりやすく、今現在も体系化させ続けて(成長して)いるものです。
その中でも、最も太い柱になっているヴィクトール・フランクルの著書で、「夜と霧」があります。
「私たちが人生に期待するのではなく、人生が私たちに期待しているのだ」とフランクルは言います。
「人生には生きる意味がある」と言い、それが使命ともいう。
一人一人に、その人だけがたどり着く責任を負う目的地が用意されていて、そこに至る唯一のたった一つの一度きりの道が定められているのではないかと語りかけます。
諸行無常。
人生は移ろいやすいものです。
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肉体がなくなって、私たちが死んでも無くならないもの。
私たちの死後もこの世に残るものは、人生の中で実現されたことです。
それは私たちが死んでからも後々まで影響を及ぼすのです。
私たちが世界の内に「放射している」もの、私たちの存在から放射される様々な「波動」、それは、私たちが死んで私たちの存在そのものがとっくになくなっていても残るものなのです。
(「それでも人生に、イエスと言う」より)
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人生を意味あるものにするためには、まずは「活動(行動)」だと彼は言います。
活動することで、そこから確実に何かが生まれる。
「今ここ」が、どれだけまっとうされているのか。
人生の時間に、どのように向き合い、その時を刻んでいるのか。
苦悩こそ、人間を成長させるものであり、意味のあるものだとも言っています。
彼は3年弱、あの、苦悩しか無いような過酷な環境、アウシュヴィッツで過ごし、崇高な思想を作り上げました。
今、生きていると言うこと以外、食も環境も、人間の尊厳も何もかもが最低で、劣悪な状況において、そこまで魂を輝かせることができたのは、その時間に意味を見出せたからです。
養老孟司さんも、「バカの壁」の中で、ヴィクトール・フランクルを取り上げて、「人間にとって共通の何らかの方向性は存在しているのではないでしょうか」と言っています。
私たちの後世のために、より良いものを残すためにも、人生に意味を見出すということは大切だということです。
自分だけの人生ではなく、大きな流れの中での、ほんの一節だというとらえ方は、意識のどこかに置いておきたい。
自分の人生を誰かが代わりにやってくれるとしたら、その苦悩も引き受けてくれるとしたら、あなたはその権利を手放しますか?
いつも応援してくださる皆さまに心からの感謝とお礼を申し上げます。
あなた様に溢れるほどの幸せが流れ込みますように。
あるがままのあなたでいられますように。
暖かで、おだやかな時間を過ごされますように…。
テーマ「自分と向き合い人生を意味で充(み)たす」
日付:1月28日(土)
時間:13〜16時
テーマ:「人生を意味で充(み)たすということ」
日付:1月22日(日)
時間:13〜15時
場所:アマン東京 ザ・ラウンジ
第2、第4日曜日の約14時に発行。
コーチングセッションのお申し込みは下記のサイトよりお待ちしております。