続き）
続きましてもうひとりの事例、B子をご紹介いたしましょう。
また勝手にですが、そこは置いといて・・・
B子は社会人になってから知り合いました。
同じ会社だったのですが部署が違ったのでオフィス階も違い、
たまに会議前後で言葉をかわすくらい。
社内では人気者というよりは
どちらかというと人からあまり好かれないタイプ。
仕事がめっちゃめちゃできるというわけでもなかったが
できないわけでもなく
仕事に対する情熱もそこそこ。
けどなぜB子に惹かれたかというと
人に媚びない態度と野心があふれあふれていたのである。
そしてランチにいったとき
B子は言った。
「わたし、本を出すつもり。」
ほお・・・
本とな？
「あ、そうなん。小説とか？」
「ううん。
エッセイ的なやつね。
実はもう書いてる。
予定では来年2冊、
そのあと年間１～２冊出し続けていきたいかなって。」
B子はそういった。
「え？決まってるん？」
「ううん。出版社とか何もツテない。けど書いてる。」
B子はパスタをつつきながら
テンション高くでもなく
夢を語る口調でもなく
ただただ真顔でそういったのだ。
うええ？
ふたりでじっくり話してみて思ったが
「本を出したいっていう夢がある！」（キラキラ～！！！）
という感じではなく
この子のどこに人間的魅力が？
というくらい
本人自体はそんなに人を惹きつけるタイプではなかった。（失礼ｗｗ）
ちょっと変わってるし。←
けど私はナメてた。
B子はその後、
本当に本を出した。
それも宣言通り、年に２冊。
そしてその後もコンスタントに本を出し続けた。
そして何を隠そうわしはこのブログを某雑誌のB子のコラムの掲載を読みながらコメダ珈琲で書いている。
というか、雑誌でB子を見て思い出して
これを書き始めたというかな？
B子は
「本を出す」
という信念とともに
当然そうなるかのごとく毎日を過ごしていた。
会社やプライベートでどれだけ悲惨なことがあろうとも
「エッセイのネタになる」
といっては淡々と書き留め
仕事で疲れていようとひたすら原稿を書き続けた。
いつかは本を出したいんですよ～
会社員だし毎日忙しくてまだ何も書いてないですけど♪
という姿勢ではなく
（本を出していないときから）
エッセイストという自分の中の当然の動きだったのだろう。
予定もないのに。
だけどよく考えてみたら
本を出したいというひとはたくさんいるが
出版社からいざお声がかかったときに
「原稿ならあります。いま読んでみてください」
と出せる人が何人いるだろうか。
B子の一点突破は「本を出す」であるが
本を出すということによって
その才能をたたえてくれる素敵な彼氏もでき
業界でも付き合いも広がり
やりたかった仕事もどんどん手に入れ
お金も手に入れた（と思う）。
お稽古たくさん通って
ネイルもいつも完璧、
ヨガとジムで体系維持
オーガニックご飯で体調管理
もちろんお料理もまかせて
みたいな素敵女子ではないが
女として喉から手が出るほどに欲しいものを
意図せずともちゃんと手に入れているのである。
A子とB子、
それぞれ集中場所が違えど
ふたりとも
キレイになりたいし
モテたいし
お金も欲しいし
友達も欲しいし
仕事も頑張る♡
欲張りなアタシでもいいじゃない？
毎日ハッピー☆
みたいないわゆる「自分磨き系」には一切目もくれず
「これ」というところを貫いた。
結果、わかりやすい自分磨きはしていないが
（そんな意識など到底なかろう）
全体的な自分の格上げとなったのである。
これ以上の自分磨きがあるだろうか。
これが、
THE！
一！
点！
突破！
ｱｱｱｱｱｱ！！！
あ～
あ～
あ～
先生・・・・・
聞こえますか・・・・・・・・・・・・・
まには友達にそれを見出しましたが
自分としては特に何も突破していません・・・・・・・・
だけど先生が言ってたこと・・・・・・
心から理解しますた・・・・
先生・・・・・
しいて言うならば遊びにお金使いすぎていまだに通帳残高が３桁くらいってことが
唯一の突き抜けどころかと思われます先生・・・・・・・・・・・・・・・・・
たぶんさ？
あれもこれも完璧にしようと思わなくていいってことだよね？
モテを目指さないほうがモテるし
人に好かれなくとも夢はかなう。
なにより通帳残高3桁でも十分幸せってことだよね？違う？？（違う）
自分磨きとかわかりやすいものってただの自己満（やってないけど）
なにが自分磨きかて！
それよりひとつ突き抜けて生きていったほうが
よっぽどぴっかぴかに磨かれるんだわ！！！
ということで
今後も大いに
遊びたくって生きていこうと思う。
終わり。
（コメダのピザトースト、記念に載せとく）