中2で音が変わって
「この楽器は鳴らし切った」
勘違いしたんでしょうね。
素材を良くすれば
もっといい音出るんじゃないか
と思い始めました。
それまで無理矢理自力で買った
頭部管だけ本物の銀、あとは洋銀
(銀色だけど銀じゃない、フォークとかスプーンみたいな)
所謂エントリーモデル、てやつです。
知ってる方にはバレちゃいますけど、
いろんなメーカーがあるので一応配慮的な事を。笑
ただ、この考え、今となっては
相当上達しないとオススメしません
【理由①物理的に重い】
金属の比重に比例して重くなります。
以下、メーカーや細かい仕様でバラつきあるので
ざっくりな目安で
頭部管銀、その他洋銀で380g
↓
総銀製は約440g
↓
14金は約500g
これだけ見たら、下手にお金持ってると
「120gしか変わんないなら
金買っちゃおっかな」
と思うかもしれませんが、
習い始めの方は10中8、9、
例えエントリーモデルでも
この姿勢が持続出来ません。
(kokoro-Neの2人、写真お借りしますよ)
他の管楽器と違う点が
・正面で持てない
・握る所がない
・直接口を付けられない
(当ててるだけ)
これが、圧倒的に持ちにくいのです。
嘘だと思ったら試しに、
手ぶらでこの姿勢を続けてみて下さい
【理由②吹奏感も重い】
これも金属の比重に比例します。
(息入れた時に楽器が振動してくれる手応えみたいな)
ちゃんと全身使って息に圧力かけられないと
音は出ても銀や金の成分が共鳴してくれない
という感じですかね。
なので、
頭部管のみ銀→総銀のたった60gも
かなりのダメージになります。
が。
中3になったタイミングで
(先輩よりいい楽器、てのも気まずかったので)
ここぞとばかりに
全部銀で
キーに穴が空いてて
下のキー3つがいい
部活に来ていた楽器屋(フルート出身)さん
にお願いしたらタイミング良く
輸出前の総銀を捕獲!との事。
つい数年前まで長きに渡り
相棒となってしまうこちら
頭部管は大学で変えちゃってますが
(これらの理由はまた後日)
セミハンドメイド
てやつです。
もちろん、試奏もしましたし、
慣れたらどんなにいい音がするか
と思いきや。
もしかして前の楽器の方が
いい音するんじゃないか
いつまで経っても
前に出てた音が戻って来ません。
理由は簡単あるあるで
①本格的モデルの歌口の洗礼
音が出やすいエントリーモデルの形状に慣れていただけで
別に上手くも何ともなかった。笑
②総銀を響かせられる力がなかった
キーの材質が重くなるとテキメンです。
あ、余談。気になりません?
買う前にこんなやり取りしました。
↓
ま「お小遣い溜まったし、
さすがに小学校からの楽器、
限界だから新しいの買う」
おかん「お金出そうか」
ど
う
か
し
ま
し
た
か
「頑張ってるから」という事でした。。
ですが、私も私で、無駄な男気出しちゃって
欲しいものは自分で買う
とか言って、結局、半分は自分の貯金から
(我が家のお小遣少ないから主に親戚からのお年玉。笑)
残り半分は親に借金
(高校時代にバイトで返済)
で手を打ちました。
あの両親もちょっとはフルートに
理解を示したかと思いきや!
この後、高校・大学と受験の度に
大バトルする話はまた後日。
そんなこんなで、
音色の面でちょっと調子を落として
夏のコンクールに向かいます。
つづく