「変な人だったんだ・・・
」
て後からガッカリさせては申し訳ないので、
早々に本性を晒しておきます。
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ブサイクですけど女子です。
生後10ヶ月
歩くより先に喋り始める。
2歳
ルビーの指環を歌う。
これ以降、
昭和歌謡・ビートルズ・セルメンなど
洋邦楽を嗜むようになる。
3歳
「みんなの歌」に加え
「ギャバン」「サンバルカン」
など特撮ヒーロー系の歌を
嗜むようになる。
同時に「おしゃべりさん」
として頭角を現す。
年中(4〜5歳)
幼稚園入園。
3歳下の妹が物凄い勢いで喋り始めた為、
家での口数が激減。
そのせいで、幼稚園で給食も食べずに
喋り倒すようになる。
幼稚園の後も
「うちの子に聞くより
まゆちゃんの方が話がよくわかる」
と、いろんな子のお母さんに呼ばれ、
その日の出来事やお知らせなどを
レポートするようになる。
一方で、幼稚園の先生を見て
「ピアノ習いたい」
と親に頼むが、
なかなか連れてってくれない。
仕方なかった。
当時、父親は脱サラして大学院生だった。
(一応、じいちゃんの事務所で修行していたけど)
当然
「お父さん、大学院に行ってるの」
と幼稚園でベラベラと喋っていたが、
聞かされた大人たちは、
園児と乳飲み子を抱えて
父親が学生している家庭を
さぞかし心配したと思う。
ご心配おかけした皆様
申し訳ありませんでした。
こんなですが私は一応ここまで生きており、
乳飲み子だった妹も今は社会人歴十数年です。
年長(5〜6歳)
1年かけて拝み倒したせいか。
オヤジも資格取得までの見通しが立ったのか。
1年遅れでようやく某大手音楽教室の
幼児科グループレッスンに入門。
しかし。
「家が狭いから」
「どうせそんな音使わないでしょ」
おかん、両端すごく足りない
キーボードだけ買って来た。
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椅子なし！
「マジかよ」
なんて言えない。
「文句言うならやめさせる」
が待ってる。
こうして
念願のピアノデビューは打ち砕かれたが、
こちらも負けてはいられない。
まさかの立ち弾きキーボードライフ
などものともせず、腕を上げる。
一方、「豚の丸焼き」で鉄棒から落ちたり、
ホチキスで自分の手をパチンするくらい
尋常じゃない運動音痴のくせに、
自分は将来チェンジマンになる。
うちの天井のどこかが
秘密基地に繋がってる。
と信じて疑わず、
またそのための修行も欠かさない。
毎日レッツ・チェンジ！
ちぐはぐな幼稚園ライフを送る。
母方の祖父母(じいちゃんイケメン！)
相変わらずブサイクな私と
「実は、どっちか拾われたんじゃないか」
くらい似てなくて顔だけは非常に可愛かった妹。
つづく