息子は今日が部活納めで朝早くから学校へ行きましたが、お昼ごはんは向こうで食べるのかなぁ?
それともうち? 帰宅時間もはっきりしなくてイライラします^^;
☆刺繍教室 2017年度の年間賞☆
年間賞も今年で6回目の発表となります。
評価基準はだいたい毎年同じですが、今回は2席以下が横一線状態で選び切れず(皆さん在籍年数が長くなっており、技術力が拮抗してきた為)、大賞のみの発表とさせて頂きます。
大賞はこれしかないだろうという感じでした。
「カラーの花束の刺繍ボード」 K.Oさん作(吉祥寺第三土曜午後クラス)
デザインはフランスの図案集に掲載
最初このデザインを刺したいですと持ってこられた時に、とても良いデザインを選ばれたなぁと思いましたが、ロング&ショートSとサテンSで構成されており、かなり高難度だと言って良いでしょう。
それにもかかわらず、図案転写から刺し上がりまで制作過程が非常にスムーズであったところも非常に評価できます。
図案転写は濃い麻地なのでこれまた難しいのですが、綺麗に転写出来ていましたし、出だしの茎のサテンSは刺すスピードも速くラインどりも正確でした。
またメインの花弁のロング&ショートSは最初の段階で僅かに布が突っ張っていたのですが、ちょっとどうかな?と感じたところでストップしてそのままレッスンに持参し私の指示を待つことが出来た、というのも大いに評価したいところです(笑)
こういうケースでは殆どの方はそのまま作業を続行されますね。修正出来ない段階まで進められていることが多いです。
が、制作物全体の状態がよく見えているということと、ここが完成度を左右する重大局面だということをよく理解している点が本当に素晴らしいですね。
そして私の指示後に素早く修正をかけ、刺し終わりまで一気に刺し進んでいる為、作品から強烈な勢いが感じられますし、糸も解いていないので光沢感が物凄いです。
現在教室ではロング&ショートSの作品に取り組まれている生徒さんが多く、いろいろな刺し方があるので上手くいかない局面も多いのですが、実はロング&ショートSは刺し方そのものよりも本質的な部分・考え方が大事です。その辺りもしっかり理解されているので、サテンSと同じように全く迷いなく素早いスピードで刺せていたと思います。
またこの作品は生地の裏に接着芯を貼っていないのですが、その状態でこの高密度のデザインですと、普通は誰でも布が攣ります。ですが攣っている部分も前述の僅かな部分だけしかなく、本当に高い技術力だと感じました。
この作品をはじめ、殆どの作品について練習せずに刺しているにもかかわらず、素晴らしいクオリティ。
ホント、感心します。
同じクラスの生徒さんも「あなが見当たらない」と言っておられたのですが、私もそう感じます。
技術力、理解度、配色センス、制作スピード、、、いずれも備わっていると感じます。
ミシンも上手ですし、あとは描ければ、、、その最後が最も困難で非常に高い壁ではあるのですが。
それで私が一番いいなと感じていることは、同じクラスの生徒の皆さんがつられて技術向上していることなんです。
2年前は午前クラスとの技術力の差がかなりあったように思いますが(生徒の皆さんも追いつけるように頑張ります!と言っておられましたが)、今現在はフリーステッチに限って言えばもう変わらないですね。
私も驚いています。
やはりこの点がグループレッスンの最も良い点ではないでしょうか^^