目黒区美術館で開催されている「東京の猫たち」展を観に行きました。

 

外看板

 

外観

 

 

都内の区立美術館10館が所蔵する、猫を描写した作品が集まっている展覧会です。

 

会場に入って目についたのは朝倉文夫氏の猫のブロンズ像です。朝倉文夫氏は何匹も猫を飼っていた作家さんです。猫飼いによって培われた鋭い観察眼によって作られた猫たちはとても生き生きして可愛らしいと感じました。

 

他に良いなと思ったのは小野木学氏の「ねこの王様」挿絵原画です。もともとはアイルランドの民話だそうですが、猫の王さまが亡くなったことを猫会議で知った農夫のおじいさんがそのことを家でお婆さんに話したところ、それを聞いていた黒猫が「次の王さまは僕だ!」と家を出て行って、本当に王さまになるという話です。王さまになった猫の誇らしげで「えっへん」と言っているような表情がたまらない作品です。(※↑の”外看板”の写真に載っている黒い猫の絵です。)

 

また、「猫と女性」は一緒に描かれることが多いということで、「猫と女性」が描かれた絵が集まった一角もありました。「猫と女性」に共通するしなやかでミステリアスな部分が作家の創作意欲を搔き立てるのかも知れませんね。

 

最後に稲垣知雄氏の猫の絵は写真OKだったので、何枚か載せておきます。

 

 

 

 

目黒のサンマに釣られてやってきた?この展示の猫たちのように、皆様も猫に釣られてお出かけしてみてはいかがでしょうか。

会期は6月12日(日)までです。それではそれでは。