フィンランドのダンス集団、テロ・サーリネンカンパニーの「モーフト」を鑑賞してきました。
ダンスはこんな感じ↓



本邦初公開のようです。私にわずかながらに存在するクリエイチビチーを発揮して、時折、イラストで表現してみようと思います!(一応絵描き標榜してるし!)

埼玉芸術劇場でごわす。


きたきたきたー。


デンマーク料理っぽいけど、実はそうでもない。


これがホール


かんばん

※以下、写真撮影ができませんので、絵と文章のみでお楽しみください。



出演者は8人全員が男性で、男性らしさとは何か?みたいなこともテーマらしいです。(いはく、「男性のダンスは、挑発的なだけでなく、繊細で、神経質で、官能的であってもいいじゃない!」みたいな、多様な男性像を探っている、ようであります。」)

↑の絵のような振付がありまして、これは時計を表していて、個人的には男性の人生(=時間)を表していると思われました。

また、(今や会社組織などで働くのは男性だけではありませんが、)一番外が下っ端(=すごい頑張って走ってる)で中心のほうが偉い人(=コントロールする側)みたいにも見えて、父の日だったからかもしれませんが、なぜかお父さんお疲れ様!みたいな気持ちにもなりました(笑)

公演後のテロ・サーリネン(※振り付けた人ね)のトークイベントで、最後、疲れ切ってダンサーが床に倒れるような振付があり、それについて「土にまみれて働かないと、新しいものは出てこない」みたいなお言葉もありましたので、「男性の労働」的なものも男性性を構成する要素として隠れたテーマになっているのかなぁ?と勝手に思っていたりします。


さてさて、このダンスではロープを使った演出がありまして、私は、それがフィンランドの自然を表してるみたいで好きだったりします!風に揺れる柳のようなイメージで軽やかで優雅な印象です。



・・・そしてそして個人的には、舞台上に猫がいたらめちゃくちゃ喜びそうな演出だなぁ、とも思いました。すいません、熱狂的に猫が好きなもので(笑)

公演が終わったあとに、テロ・サーリネンのトークイベントがあり、皆さんからの質問を受け付けるコーナーがありました。「ときに衣装が軍服にも、スーツ、ユニフォームにも見える」という質問があり、私は衣装などは全く門外漢なので、なるほど、そういう見方もあるんだなーととても新鮮に感じました。テロさんいはく、「作品が終わるにつれ、ダンサーの個性が露出する」よう衣装も設計されているんだとか。

なんと、衣装デザインはテーム・ムーリマキという、フィンランドの有名ブランド・marimekkoのデザイナーさんだそうです。(わたくしmayunekkoは、marimekkoから語幹を拝借していたり、していなかったりしています。フィンランドを代表する素敵ブランドです・・・高いけど。)

普段ダンスはあまり見ないけれど、ダンスも多様な解釈ができて、面白いなぁと今回感じました。絵や映画、本だけでなく、色々なものを見て、色々なことを捉えられるようになれたら、もっと人生豊かになるだろうなと思います。北欧ファンになってから、そういう機会を得られることが多くなったので、それはとても嬉しいですねー。更なるsomething new を楽しみにしています!

それでは今回はこのへんで!やっぱイラストはデータ化したい(笑)手書きだと時間がかかるー(ノД`)