今年のはじめ頃から、夫氏と、テニススクールに入った。
週一回。平日の夜。夫氏はテニススクールの日は早めに仕事を切り上げるようにしている。
スクール1コマの定員は8人。
参加人数が、8人の日もあれば、3人の日もある。
年齢層も様々で、10代から70代までの人がいる。昼は女性が多いが、夜のクラスは男性の方が多い。
7割男性3割女性という感じ。
レギュラーの曜日にお休みをすると、他の日に振り替える事が出来るので、夫は参加で、私だけ体調不良で休んだ振替を、平日の昼間に当てる事も多くある。
そこで、たまに会う主婦の人と挨拶をしたり、声を掛け合ったり。
ここ最近、たまに昼のクラスで会う主婦の方に会った時に、『会いたかった〜!』と言われる事があった。
私の存在なんて、ちっぽけなもので、印象に残らないよな、と自分で思っているのだが、この『会いたかった』が、1人だけじゃないのだ。
え?そうなの?私の事、覚えてくれてるの?
そして、会いたいと思ってくれていたの?
嬉しいじゃないの。
テニススクールの時は、笑顔と楽しむ気持ちを持つよう心がけているのだが、少しは印象に残っているんだなぁ、と感じる出来事。
今日は、レギュラーレッスンの日。
今日の参加は8人。
たまに振替で会う主婦の人、2度目ましての中国人主婦チョウさん、体験レッスンの若い娘っ子、何度も会ってる知的障がいか発達障がいの男の子ハラくん、レギュラーメンバーの4人。
体験レッスンの娘っ子(たぶん30歳位)以外は面識がある人たちだ。
8人フルの時は、珍しい。だから、今日も今日とて、笑顔でキャッキャ、皆でテニスをした。
振替で色んなクラスに参加して、コーチも様々なのだが、担当おじさんコーチが私と夫に合っているようで、実は私と夫は、もう少し上のクラスへ行けるのだが、このコーチにメロメロで、この初心者クラスに残り続けている。
ハラくんは、きっと何か発達障がいがある。けれど、一生懸命テニスを楽しんでいる姿が、いつも私の心を打つ。
上手い下手じゃない。楽しむ気持ちがあるかどうか。
この事を、ハラくんに会った時に、改めて教えてもらった。
だから一緒にやっていると、すごくすごく楽しい。
中国人のチョウさんは、初めて会った時に、息子さんが学校でテニスを始めて、自分も息子と一緒にテニスが出来るようになりたいと、拙い日本語で話してくれた。
簡単な日本語も話せるし理解も出来るが、まだ流暢ではなく、コーチの言葉が分からない事も多い。
私だって、外国語で早口で言われたら、それもテニスの専門用語を使われたら、分からないと思う。
コーチの言葉が分からない時は、周りの人の動きを真似していると、チョウさんは教えてくれた。
順番で打っていて『3球交代』とコーチに言われても、伝わらない事もしばしばある。
なので、私がコーチの指示をチョウさんに伝えた。
ハッキリと、分かりやすく伝えるとチョウさんも理解してくれた。
例えば『1人2球ずつね、ローテーションで』と言われても、チョウさんは理解出来ない。
これ、結構ムズい日本語だと思う。
体験レッスンの娘っ子にも、この時間が楽しいものであって欲しいな〜と思って、いつもの笑顔で私はレッスンを楽しんだ。
夫氏も、テニススクールの時、笑顔や笑い声が多いので、私達のクラスはいつも楽しい雰囲気を醸し出している。
コーチがテニスを楽しんでいるから、そういうのって伝わっていくものなんだな。
レッスンが終わり、チョウさんは笑顔で、私に、こう言ってくれた。
『ミンナヤサシイ。アナタガイチバンヤサシイ☺️アリガトウゴザイマシタ』
😭良かった!また一緒にやりましょうね♪と笑顔でバイバイした。
体験の娘っ子も、全然下手っぴなんだけど、皆の笑顔の中で、とても楽しかったらしく、レッスン後、入会を決めていた。
私が『私と、この3人は、このクラスでレギュラーでやっているので、良かったらぜひ一緒にやりましょう☺️』と声をかけたら、とても嬉しそうに、『はい!このクラスに入ろうと思います!』
くそ。可愛いぜ。
自分だけ下手だと、申し訳ない気持ちになって、いたたまれない気持ちになるじゃないですか。
私は、とっても気持ちが分かるので、笑顔でたくさん声を掛けた。
初めて会った人だけど、その人の新しいチャレンジを、応援したいと思ったから。
そういう人間でありたいと思って生きているから。
私がケアの仕事の中で、なりたい自分、なりたい社会、目標みたいな物を掲げていたのだが、それが、
『障がいがあっても、外国の人であっても、病気があっても、年齢関係なく、みんなが楽しむ事が出来て、それぞれの居場所がある。そんな世界を作りたい。』
まさに昨日のスクールの場がソレだった。
ちょっと興奮した(笑)これー!って。
世界とか言うと大きい話になっちゃうかもしれないけど、自分の周りだけでも、そういう世界であって欲しいと強く強く願っている。
その為には、私自身も楽しまなくては。
私の心も体も、健やかでなくては!と気付いた。
少しずつだけど、成長しているのだなぁと感じる時間だった。
またみんなでテニスを楽しもうっと♪
レギュラーメンバーのおじさんが、レッスン早々、脚の肉離れで離脱。
そういうこともある。年齢的なものもあるさ。
『フジタさん、しっかり治して、またテニスみんなで、やりましょうね!』
と声を掛けた。
『しっかり治します!』120%の笑顔でフジタさんは答えてくれた。
治るのに1ヶ月はお休みするだろうな。あの人、肉離れ2回目だし。でも新しい娘っ子が入ったから、まだまだ楽しい時間は続くだろうな♪
あー、テニス、もっと上手くなりたいなー!