西新井の温泉からの帰り道は、西新井駅からバスに乗って北千住までのルートとなっている。
北千住駅前は『ルミネ』や『マルイ』があり、若者も沢山いる。
「そうだ。いつか来た時の団子屋に寄ってゆこう」
と商店街を歩く。
婦人服屋。
中に入ってみたかったが、物見高きただのババアと思われては店の方に申し訳なく、入口でチョロチョロしただけだ。
「素敵!」
と暫く外観を愛でる。
『まつもとや』
雑貨屋であるが、昔はこの手合の店は『金物屋』と呼んでいた。
便所紙もまだ現役で売っておられる。
ドッぽん便所の前に、籐で出来た便所紙入れが、我が実家にもあった。
この便所紙は、ともすれば揚げ物の油取り紙に近い固さと記憶する。
よく紙をもみ、尻を拭く(←失礼致します)。
日本の便所事情は世界中からも注目される事になるとは。
今は便所といえば日本のウォシュレットである。
我が家の便所も借り物であるが、目の前に立つと蓋があき、用を足すと流れ、そして蓋が勝手に閉まるという物だ。
あの便所から想像付かぬが、最早、それが当たり前となっているから凄い。
目的の団子屋は日曜日休みだったようで、閉まっていた。
残念だ。
北千住はスカイツリーのお膝元、京島町と同様に、新・旧入り混じっている街である。
「理容所」
と床屋ではない、いかにも刃物を使って施術する感が素敵である
いつか自転車で…とちょっと歩いただけで、ビーチサンダルの足指の間が大変な事になったのだ。
今も地道にチリチリと痛い。
歩く事はいいが、履物の問題や己れのババア具合まで関わっているのだ。
自転車で向かえる事をいつかの楽しみにしたいと思っているのである。
北千住も吉原同様の「色の街」であったようだ。
見番…。
懐かしい。
また機会があれば下町散策をしてみたいと思っているのである。←自転車で。
本格的に暑くなってきた。
しかし、隅田川からの風が涼しく、エアコンの世話にはなっていない。
いつだったか付けたが、それもだいぶ前である。
隅田川沿いのカーテンは朝方は開けられない。
九龍の朝の見回りは、こうしてカーテンを潜り、隅田川を見下ろしている。
もうボヤボヤしていると6月が過ぎてゆく。
楽しい事だけを詰めて。
そしていつもの掃除から。
ファイト!