稲城市若葉台2丁目おとなと子どものピアノ教室
若葉台ピアノサロンです。
ご覧いただき、ありがとうございます。
1月の話になってしまいますが、キュビズム展に行きました。
写真が一般的になって、絵画の世界は何を模索していったのか…
そこから、生成AIの時代に乗り遅れないヒントが欲しかったのです。
先日、『光る君へ』に使われている音楽(テーマ曲ではなくて)が、「生成AIっぽい…」という話を大学生さんとしていて、キュビズム展の話もしたことを思い出しました。
大学生さんはキュビズムがお好きで、お詳しいのです。
キュビズム展と同時に、もう一つの19世紀~ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たちという小企画展がありました。
こちらの方に、西洋美術館に新しく収蔵された『狼の巣穴』が展示されていました。
(分かり難いですが、グランドピアノの下に潜って、オオカミごっこをしている子ども達です)
キュビズム展に行かれたという大学生さん、こちらはご覧にならなかったようですが、この写真を見せると、「あ、分かります!私もピアノの椅子に毛布を被せて、弟と潜って遊びました!たったこれだけのことでも、子どもの頃はワクワクするんですよね~。」と楽しそうに語ってくれました。
実は、入会したての幼稚園児ちゃんが、レッスンに来るたび、楽しそうにピアノの下に潜ってしまい、付き添いの保護者の方が毎回「すみません…」と仰るので、この写真を撮ってきました。(これは撮影OKでした)
私は、「子どもは潜るのが好きだし、そのうち飽きて、やらなくなるから大丈夫ですよ。」とお伝えしていました。
しかし、保護者の方は居たたまれないご様子。
潜る子が特別聞き分けが悪いのではなくて、こんな事ですらワクワクできるのが、いつの時代も変わらない子どもの姿。
「160年前の子ども達だって、すっかりオオカミになりきっちゃって、楽しそうじゃない?」と、話題にできるかも?と思いました。
そして、「お家でオオカミごっこしようね」と仕向けてあげれば、レッスンに来たときは遊ばないかな?という期待も。
(そう言えば、子どもが入れる位の大きな段ボール箱を差し上げた気がします)
結局、絵の話をする機会は訪れること無く、飽きたというより、保護者の方の躾が大成功し、今ではすっかり落ち着いてレッスンできるようになりました。
子どもの成長は嬉しくもあり、寂しくもあります。。。