近くの古いアパートに
外国人労働者の若者が入居して半年。
勤務先も国籍も
その手配をしていたおじさんから
引越しの日にたまたま遭遇して聞いた。
市内の工場で雇用した
ペルーの若者だ、という事。
この街にも２０年位前から
外国人労働者が住み始めたが
当初は
（まだ貧しかった頃の）中国の人、
そして今はベトナムやフィリピン
あちこちから来て働いているらしい。
私の家は工場地帯からは
離れているから
外国人はほとんど居なくて
昨年、ちび子散歩で
彼らの引越しに遭遇した時
（ついに…ここにも…）と思った。
夫やご近所の人に
問わず語りで「ペルーの人らしい」と
教えると
皆口を揃えて
「危険だから！近寄るんじゃないよ」
そうなのかなぁ…
見た感じは普通の若者だけどな
日本人の若者だって変な人もいるじゃん
とは言えないから
私もなるべく近寄らないようにした
何より、ちび子が彼らには
無茶苦茶吠えるから
（まさか…犬を食べる国とか？）
挨拶すらしたことがなかった。
そして今日、
そのアパートの外の空き地で
ひとりで立ったままタバコ🚬を
吸っている青年に出くわした
ちび子は吠えずに尻尾振って
近付いたから
「こんにちは〜😊」と挨拶した。
すると「コンニチワ😃」
😮😮😮😮😮
あ、これはペルーの人？！
彼は直ぐにタバコを消して
しゃがんでちび子を撫でた
「カワイイ」
あの…ペルーから来たのですか？
スペイン語かなぁ？
とか聞いたらば彼は
「ワタシはモンゴルデス」
あー！何がペルーさね、あのおじさん😩
そこから、会話しようにも
彼は片言の日本語しかわからず
（でも、半年であれならすごいわ）
英語はわからないと言うから
トンチンカンな会話だった。
私が
「そう…モンゴルなのね、
北海道はどうですか？寒いよね？」
彼は（名前も教えてくれたけど
ロシアみたいな、ドボルザークみたいな
発音だし字を見ても読めないから忘れた）
「サムクナイ！モンゴルとオナジ！
シャシンミマスカ？」
頷くと走ってアパートに戻り
手にはチョコキャンディ🍬を
一掴み持って
「ロシアのチョコ」と渡してくれた
あ…ありがとう😅
そしてスマホの写真を…
それが…馬🐎に乗って大草原を走る
六人の男性達
「コレ、イマ、キテイル、トモダチ」
え？！何これ〜！
アナタタチなの？！ポスターみたい😱
弓矢は持っていないけど
こんな感じで、もっと引きの画像だから
すごかった
馬だって走ってんだもん
夏は大草原、冬は一面が雪の写真
なるほどね…こりゃ北海道と似ているわね。
一年契約でここに来て
この夏、帰国するらしい。
28才の友達六人で、
海外で働いては帰国して…を
繰り返しているみたい。
帰宅して
夫に「モンゴルの人だったわ…」
もらったチョコを渡すと
😱😱😱😱😱
「食べるんじゃない！
何かヤクが入っているかもしれない😱」
バカバカしい┐(´д｀)┌
ロシアのチョコって言ってたよ？
業務スーパーで買ったのかもしれないじゃん
夫
「でも…気をつけなー
貴女直ぐ人と親しくなるけど
相手は違う文化の人なんだから！」
なんだかんだ私に話しながら
夫はお菓子入れにあった
モンゴルの青年からもらったばかりの
チョコキャンディ🍬を
口に入れた
😱😱😱😱😱
私が唖然としたので気付いた夫
「あ！😱いや…僕が毒味する…」
いや、出せば良いじゃん！
食べるわけ？
どんだけいやしいの┐(´д｀)┌
「あれ…これ、美味しいわ😊」
その後もパクパク食べていた┐(´д｀)┌
別にハイテンションにもならないし
やっぱり、普通のチョコなんだよー😩
そして夕方、二人とちび子で散歩の時
私は家にあるお菓子とチョコを
こっそり持参
ちび子があのアパートの方に行ったから
さっさとひとりでチャイムを鳴らした
さっきのお兄ちゃんが出て来たから
「これ！チョコだから！
さっきのお礼！ではね！
お仕事頑張ってね、さようなら！」
「アリガトゴザイマス😊」
夫とちび子は先を歩いていたが
私が来ないからちび子が戻って
二人で呆然と私を見ていたらしい。
夫
「やめなさいよ！
日本人同士だって○人事件とかある時代だよ！
もう、無防備だから〜😱」
だって…もらいっぱなしなんて
おかしいじゃん。
日が立つにつれてお返しのタイミング
逃すからねー。
大丈夫🙆
あの青年たちが、たとえ不良でも
その時はその時だし。
ちび子が一緒なら
いざとなりゃちび子はあの子達を
噛むわ、そのくらいの性格だからね。
えー😱
夫は、それはそれで不安らしい。
私は別に国際親善の気はない
ただ、どこの国の人だろうと
差別したくはないだけなのよね。