お隣のおばさんが退院してから
定期的にちび子はお見舞いに行っている。
自宅療養か寝たきり老人病院かの
二択を言われ、
ご主人は覚悟を決めて
自宅に介護ベッドや手摺りやら
様々な準備をして迎え
毎日毎日、看病をしている。
その中でちび子の存在は
二人にとって癒しになっているみたい。
今日は私も一緒に…と誘われて
ちび子と二人でお邪魔した。
おじさんがちび子を
ベッドに下ろすと
ちび子はおばさんに寄り添った。
（偉いなぁ…）ちょっと感動🥺
「ちび子ちゃん…嬉しい☺️」
途中からおばさんは自分から
上半身を起こして
ベッドに座った。
介助なしではまだ難しいのだが
ちゃんと起きた。
おじさんと私はそれを見てまた感動
「ちび子のチカラはすごいなぁ、
ママはちび子と会う度に
良くなっている気がするよ」
良かった😭
自宅療養の効果だと思います
おじさんの献身的な看病が何より1番。
誰にでも出来る事ではないから。
「夫婦だから…な」
いや、それでも！ですよ、
男の人でここまで出来る人はいないから！
おばさんが
「パパ…ごめんね、
でも感謝してるのよ、ありがとう」
畏まって頭を下げ
おじさんは照れて
「なんもだ！夫婦なんだから」
良いご夫婦だわ…🥹
退院までの半年間、
入院中、何度もおばさんは
危篤になったらしい。
「今夜が峠です」
「覚悟してください」
３回は言われたさ、とおじさん。
ちょっと明るい雰囲気にせねば！
私はおばさんに
「やっぱりアレ？お花畑の向こうに
川が流れてたの？
今までの人生が走馬灯のように？」
おばさんは爆笑して
「見てない、見てない🤣
…私、ほとんど記憶にないのよ
お姉ちゃんたら！面白いから🤣」
おじさんも笑いながら
「したら、あれだな？
ママはまだ棺桶に足
突っ込んでなかったんだな😅」
そうだわ〜きっと！
医学的には意識不明の重体でもさ
まだ生きられる、
お迎え来なかったんですね！
良かった〜！帰って来てくれて！
人間三人笑顔になった。
すると
ちび子はベッドから降りて
おじさんの横にピタリと座って伏せた。
「ちび子、ありがとう！
パパにも気を使ってくれてるんだな」
おじさんに撫でてもらっていた。
そうかもしれないですね…
ちび子、元々はベタベタしないから。
お隣御一家はちび子と同じ犬種を
何代にもわたり飼っていた。
だから、独立心が強くて
マイペースな事を熟知している。
最後のウェスティD君も
超マイペースなテリア気質が強い子
だったけど
おじさん、おばさんが寝込んだりしたら
ちゃんと寄り添っていたらしい。
「ちび子のおかげで
私達は癒されているよ
D君が帰って来てくれたみたい」
と、おじさん。
おばさんは
「私は…最初の頃はそう思ってたけど
今はちび子ちゃんはちび子ちゃんとして
かわいいの」
そっかぁ…良かった、
どちらにしても。
２０分くらい滞在して
おいとました。
ちび子を何度も褒めて自宅に…。
昨日から私、謎の腹痛で
夜もあまり寝られなかった。
さーちゃんから電話が来て
「調子が良くないのよねー😭」
と珍しく私が弱った事を言った。
ソファでお腹を押さえて座っていたら
玄関チャイムが。
外を窓から見たらさーちゃんの車🚗！
出てみたら
「心配で！病院行きましょう？
私連れて行くから！」
気持ちだけありがたく貰って
病院は断った。
これ…内科かどうかわからないし。
さーちゃんを帰した後
あの子があんな風に言えるように
なったなんて…。
心配だから、と雪道運転して来たなんて。
強くなったなぁ、頼もしくなって…。
そっちの方が私は嬉しかった。
やる事や言動が（同じか？）
徐々に私みたいになって行く。
帰宅した夫にそれを話すと
「さーちゃんが貴女を見習っているのは
無意識なんだと思うよ、
でも、それは良い事だよ
Y子さんが生きていたら
喜んだろうにね」
そうだね…。
あの頃は急激に衰弱していく
Y子さんに
どう接して良いかわからなかったみたい。
そういえば！さっきお隣にお邪魔したの！
ちび子は偉かったよ、と話した。
ついでに今朝の散歩で会った人に
「偉いなぁ、賢い犬だよ」
と、褒められた話もした。
夫「散歩してて褒められるなんて？」
何でなのかなぁ。
もしかしたら、
リードウォークだったからかな？
たまたま、その時は
ツケで歩いていただけなんだけどね。
盲導犬みたいに見えたのかもね。
「ちび子ちゃん😍賢い😍
リードウォークしたのかい」
┐(´д｀)┌
夫に抱っこされて
ちび子は超迷惑な顔して
もがいてハウスに逃げた😅
愛情表現がしつこいんだよ
だから嫌がられてるのに…😅