今シーズン最後のレースレポート! | まゆみんのレースレポート

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レンタルカートの耐久レースを“安全に楽しく完走する”ことを目的に開催されている『M4カートレース』。このブログでは、大会で実況MCを務めるまゆみんが、M4カートレースを中心にレースレポートを綴っていきます。

先日23日は、琵琶湖スポーツランドで、今年度最後のM4カートレースが開催されました。

この日は国民の祝日でありながらクリスマス前ということで、お楽しみ企画も実施され、

たくさんの笑顔を見ることができました。いかがでしたでしょうかハート


≪予選≫

まず今大会の一番の変更点として、予選が「ノックアウト方式」で行われました。

これは、国内最高峰である、SUPER GTやフォーミュラニッポンの公式予選で採用されている方式です。


Q(qualify)1~Q3までの3ステージに分け、1ステージずつ数台がノックアウトされていく仕組み。
各ステージごとに設定されたボーダーラインによって振るい分けられ、
Q1は20台中→下位5台敗退
Q2は15台中→下位5台敗退
Q3には、それまでに残った10台のみが進出でき、決勝のグリッドを決定します。


この初めて採用された方式も、大いに盛り上がりを見せました。

Q1の頃はまだ前日の雨もコース中に残っていましたし、1分を切れるかどうかが生き残りのカギとなっていたのですが、Q2になるとほとんどのチームが1分を切り、トップタイムは唯一56秒927をマークした、カク砂糖+がとりました。

最終ステージQ3の中盤までは、チーム四国が単独の56秒台を連発。
他のチームは57秒台がやっとというところだったのですが、Q2トップのカク砂糖+もついに56秒台に。
そしてチェッカーが迫った最終ラップでTeam 1048styleが56秒621でトップに。ドラマティックな展開でした。


≪決勝 第1ヒート≫

こうして迎えた決勝では、ポールポジションのTeam 1048styleが良いスタートを決め、そのまま後続を引き離すかと思われたのですが、数周で2、3番手のカク砂糖+チーム四国が迫って3台のトップ争い、カク砂糖+がついに先頭に立つと、Team 1048styleはズルズルと順位を落としていく。

その間、9番手スタートのKC NAGAHARAが徐々に上がり、先頭争いはカク砂糖+KC NAGAHARAチーム四国という三つ巴の形になる。

KC NAGAHARAがついに先頭に立ったところで、1回目のドライバーチェンジ。

3番手争いは、Team 1048styleシナジーリンクスで展開され、それ以降は、プリティエンジェルスScuderia 1048styleREBONDIETeam 50 OVERなど。


各チーム順調にドライバーチェンジが進み、スタート30分後もさほど順位は動きませんでした。そんな中、ハイペースでドライバーチェンジを消化しているKC NAGAHARA。1時間足らずで5回のピットインをこなしていました。


1時間経過。トップ争いは、チーム四国カク砂糖+に絞られ、3番手はREBONDIE単独、4番手争いはシナジーリンクスプリティエンジェルスに。
その後ろで、FIM TIGREが6番手につけていました。


今大会も含め、最近のM4は、3時間耐久レースを2ヒートに分け、前半台ヒート(逆周り)が1時間20分→休憩→後半第2ヒートが1時間20分(正周り)というスケジュール。
キレイに予定通りにとはいきませんが、大体このように進行されています。

逆周りも正周りも両方楽しめて良いですよね。逆周りは慣れてない方も多いので、地元の方も新鮮に感じるでしょう。


12:40に第1ヒートが終わり、休憩に入ります。

この時、シナジーリンクスは81周でトップ。2番手はREBONDIE、3番手はチーム四国、以下、FIM TIGREプリティエンジェルスカク砂糖+Team SuzukaSylpheed RacingTEAM 50 OVERTeam 1048styleと続きます。
3番手以降はドライバーチェンジをトップより多くこなしていたりするので、この時点ではその先の展開がハッキリ読める訳ではありません。


そして、今回のM4に新たに追加されたルールとして、前半の上位3台のと下位3台のマシンを後半に入れ替えするといった試みも。

前半1位のシナジーリンクスと20位の井モアライMS②、2位のREBONDIEと19位のJ-ホイール、3位のチーム四国と18位のロック・・・これらのマシンの入れ替えがありました。


≪決勝 第2ヒート≫

13:00を回ってレース再開、順調にドライバーチェンジを消化していく各チーム。

予選では振るわなかったものの、序盤からドライバーチェンジを次々こなしていたFIM TIGREは、ついにトップ3に上がります。

後半に入ってもなお、上位を死守していたのは、チーム四国カク砂糖+。ドライバーチェンジはあと数回残っていたものの、安定した走り。
プリティエンジェルスは常に3-5番手あたりをキープ。Sylpheed Racingがじわじわ順位を上げ、トップ5に食いこんできた。
Sylpheed Racingも上位陣の中ではいち早くドライバーチェンジを消化した組。

ラスト30分も近くなったところで順位を見ていると、FIM TIGREがとうとう2番手まで浮上。
トップから5、6番手までが同一周回という接戦。それ以降も1周遅れで5台ほど。全体的にかなり詰まっています。
最後のドライバーチェンジまで、タイミングによっては本当にわからない展開になってきました。

先述のSylpheed Racingは義務回数消化、トップ10の中では、KC NAGAHARATeam Suzukaも消化。

先頭争いは、チーム四国FIM TIGREカク砂糖+に絞られていくように見えた。

が、最後の30分、チーム四国カク砂糖+は、ラスト2回のドライバーチェンジを残しており、その間にFIM TIGREは残り1回に。
以前として各車の差はそれほど大きくは空いておらず、目に見えない白熱したバトルが。だんだんFIM TIGREのチャンスが広がっていく。

その後2台もピットイン。さらにそれぞれに残された最後のドライバーチェンジのタイミングにより、FIM TIGREがいよいよトップ浮上。
また、そうしている間に4番手以降では、プリティエンジェルスも終盤までドライバーチェンジが残っている中、Sylpheed Racingが勢力を増していた。
さらにSylpheed Racingはトップに迫る勢いでカク砂糖+を追い抜き、最終的には3番手という位置まで追い上げた。

FIM TIGREとチーム四国のトップ争いは、一時はFIM TIGREで決まりかと思われたに関わらず、ガチなバトルを見せて頂きました。
チェッカー目前、その差がみるみる縮まり、気合が目に見えて伝わってくるようなチーム四国のオーバーテイク。見事優勝を手にしました。

FIM TIGREにとっては悔しい結果になったかもしれませんが、6番グリッドからスタートし、後半に向けてうまく纏めてきたところなんかも流石でしたよね~


結果は以下の通り。

1.チーム四国
2.FIM TIGRE
3.Sylpheed Racing
4.カク砂糖+
5.プリティエンジェルス
6.REBONDIE
7.Team Suzuka
8.シナジーリンクス
9.KC NAGAHARA
10.TEAM 50 OVER

11.井モアライMS①
12.Scuderia 1048style
13.Team 1048style
14.ARTZ
15.FALKEN
16.DUNLOP
17.井モアライMS②
18.J-ホイール
19.ペンタゴン
20.ロック


ドライバーの皆さん、お疲れ様でしたパンだ



レース終了後、表彰式。

今回も、全チーム表彰でした。
もちろん、トップ3にはさらに豪華なプレゼント有、ですけどねアゲアゲ


そして、クリスマス直前のスペシャル企画として、小学生以下のお子様に、江崎グリコ様よりご提供頂いた、お菓子の詰め合わせセットがサプライズで贈られました~!
いいなぁ・・・わたしも欲しかったw

さらに、豪華賞品多数の抽選会も開催。
当選者の皆さん、おめでとうございました~音符



さて、日付は変わってしまったのですが、皆さんどんなクリスマスを過ごされましたか??

わたしのイブは・・・一日寝込んでました・・・・が・・なきがお


これからお正月まで大掃除や忘年会、仕事納めとお忙しいかと思いますが、お身体大切に、良いお年をお迎え下さいませ。

レースレポートという形ではしばらくUPすることはないかもしれませんが、また来年度もこのような形でマイペースに綴っていけたらと思います。


改めて、今年度はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。
各コースのいろんな地域の方と共に時間を共有してきましたが、いつも温かく接して頂き、本当に感謝しています。

最近は、声をかけて下さる方も増えました!嬉しいです。
来年はもっともっと皆さんに親しんで頂けるようなアナウンサーを目指します。


M4カートレースで出逢った全ての方にとって、2013年がステキな一年でありますように。。。